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車間距離の目安はどのくらい?一般道では?信号待ちの停車時は?

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私は車の運転をかれこれ22年ほどしてきました。その間ずっと通勤で運転してきたため、運転をしない日はほぼ無かったというほど毎日の様に車の運転をし続けてきました。

そんな中、事故を起こしそうになってヒヤリとした経験も一度や二度ではありません。

あなたも車を運転するなら、そういうヒヤリハットは経験していませんか?

それで考えてみたんです。「ヒヤリハットを少なくして、もっと安全に運転する方法がないのかな?」って。

調べてみたらありました!その秘訣はズバリ、車間距離です!

あなたも家族や恋人を乗せて運転する時、事故を起こしたくはないですよね?

では車間距離はどのくらい開けるのが良いのか?一般道と高速では違うのか?車間距離の根拠は?などなど、気になる疑問をリサーチしてみました。ぜひ最後までお付き合いください!

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車間距離の目安

車間距離の目安は一般道と高速道路で異なりますので、まずは一般道の目安から説明していきます。

一般道の目安はこう覚えよう

一般道を走行時の車間距離の目安は2つの覚え方があります。

  • 前の車の2秒後に同地点を通過する
  • 時速から15m引いた距離をとる

このどちらかで概ね十分な車間距離を取ることができます。

秒数を数える時に時計を見るわけには行きませんので、感覚で数えることになります。するとほぼ全員が、実際の時間よりも速く数えてしまいます。かなりゆっくり「ゼロ、イチ、ニ」と数えるくらいがいいでしょう。

また、時速から15m引く時に距離の目安になるものに車線境界線があります。白線部分+線なしの部分のワンセットが10mですので、時速45kmで走行中には3セット分の距離を保持しましょう。

車線が複数ない道路ではこの方法を使うことができません。慣れたドライバーなら感覚的に安全な車間距離が分かりますが、確実な方法としてはやはり「3秒の車間距離」と覚えておくのが良いですね。

高速道路の目安はこう覚えよう

高速道路を走行する際の車間距離は「時速と同じ距離(メートル)」と覚えましょう。時速80kmまら80m、100kmなら100mです。

一般道と異なりどこでも複数車線ですので、いつでも車線境界線で距離を測ることができます。白線部分+白線なし部分のワンセットが20mですので、時速80kmなら4セット分は間隔を取る必要があります。

濡れた路面はもっと距離を取る

雨天時、アスファルトが濡れていたら最低でも上記の1.3倍の車間距離を取る必要があります。確実に安全を確保するのなら1.5倍は取りたいところ。

数を数えるなら3秒。時速45kmの時に距離を測るなら45m(車間境界線4.5セット)になります。

ではこれだけ具体的な数字が出てくる根拠って何なんでしょうか?

これだけの車間距離を取る根拠

運転中に前方に異常を発見して急ブレーキを踏んだ時、安全に停止できるために乾燥路面で2秒必要だから、というのが上記の車間距離の根拠になります。

車に急制動をかけた時、ドライバーが異常を認めてからブレーキを踏むまでに進む距離を空走距離、ブレーキを踏んでから停止するまでの距離を制動距離と呼び、停止距離=空走距離+制動距離という式が成り立ちます。

この停止距離を一覧にすると次のようになります。

速度 停止距離
20km/h 9m
30km/h 14m
40km/h 22m
50km/h 32m
60km/h 44m
70km/h 58m
80km/h 76m
90km/h 93m
100km/h 112m

雨で路面が濡れているときには路面とタイヤの間の摩擦係数が小さくなるため、概ねこの距離の1.3倍が停止距離になるわけですね。

雨や雪でスリップするのを防止する運転方法についてはこちらの記事にまとめました。併せてご覧下さい。

また、雨の日の夜の運転で気をつけるべき事はこちらで詳しく解説しました。参考にぜひどうぞ。

さて、走行時だけでなくて停止時の車間距離というものも存在します。実はこの停止時車間距離を意識することにも大きな意味があったんです!

停止時の車間距離

 

信号待ちなど、停止時には前の車のタイヤが完全に見える位置を心がけましょう。この位置で前の車との距離は4~5m程度になります。ちょうど車1台分を空けることで追突防止に大いに効果を発揮します。

 

また、停止時の車間距離をとる事で発進もスムーズに行うことができ、運転のストレス軽減にもなるんです。試してみると面白いほどイラつき度合いが軽くなるのが分かりますよ!

ところで、実は車間距離を詰めて走行することに対するペナルティもちゃんと法律になっていることもわかりました。詳しく知りたくないですか?

興味がある方はぜひ続けてお読みください。

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車間距離不保持のペナルティ

道路交通法第26条に、車間距離の規定が明記されています。

道交法第26条 (車間距離の保持) 第1項
車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その車両が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避ける事ができるため必要な距離を、これから保たなければならない。

また違反時には反則金が課され、反則金の支払いをしないと罰則が適用されます。

  • (普通車)高速道路: 9千円で2点
  • (普通車)一般道路: 6千円で1点

高速道路での車間距離不保持については、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科され(同法119条1項1号の4)、
一般道での車間距離不保持については、5万円以下の罰金が科される(同法120条1項2号)。

こうした法律のもと、危険な「煽り運転」がなくなることを切に願っています。

煽り運転の防止や被害を受けたときの対処法はこちらに詳しくまとめました。併せてお読み下さい。

まとめ

いかがでしたか?今後の安全運転のため、ここで紹介した内容を実践して快適なカーライフを送って欲しいと思っています。

また雨天時の運転のコツについてはこちらの記事にまとめました。参考にご覧下さいね。

それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。

まとめ

  • 一般道での車間距離は同一地点を2秒後に通過、または時速マイナス15mが目安です。
  • 高速道路での車間距離は時速と同じメートルが目安です。
  • これらの根拠は、とっさの時に安全に停止できる「停止距離」にあります。
  • 停止時にも車間距離を意識することで追突防止、ストレス軽減になります。
  • 車間距離不保持に対しては道路交通法で罰則が適用されます。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。あなたの安全運転を祈っています!

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