家庭

貧困家庭の高校生と進学の問題を考える

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こんにちは、やきいもやです。

今回は家庭収入と学力の相関関係についてです。

 

こちらも併せてご覧下さい。

高校で必要なお金は○○円

私立高校で必要な学費は○○円

大学進学に必要なお金 学費、受験料、生活費

 

日本の「子供の貧困率」

現在の日本における「子供の貧困率」をご存じですか?

16.3%

およそ6人に1人が貧困ということになります。

これは大変に衝撃的な数字です。

 

実は家庭の経済状況と子供の学力は相関関係にあります。

端的に言うと、

裕福な家庭の子供は学力が高い傾向にある。

貧困家庭の子供は学力が低い傾向にある。

と言えます。

 

両者の比較をすると、次のようになります。

裕福な家庭

  • 塾や家庭教師を利用する金銭的余裕がある
  • 母親が専業主婦であることが多い
  • 親が大学卒であることが多い
  • 旅行など、家族で活動する機会が多い
  • 心配事が少なく、学業に集中できる環境にある

 

貧困家庭

  • 塾や家庭教師を利用する金銭的余裕がない
  • 一人親、または共働きであることが多い
  • 親が中卒、高卒であることが多い
  • 小さい頃から家で一人だった
  • 学業よりも目先の金銭に意識が向きがち

 

結果、貧困家庭に育った子供が大人になって、

自分の家庭を持ってもやはり同じような貧困に陥る。

こうした負の連鎖を作り出してしまいます。

 

専門学科に貧しい子供が多い背景

たとえば専門学科(商業科、工業科など)では

ほとんどの生徒は卒業後すぐに就職をします。

 

その理由は家庭にお金がなく、中学時代から

「高校を卒業したら就職だよ」

という期待を親から掛けられていることが多いのです。

 

私がかつて担任をしたある専門学科のクラスでは、

40人のうち20人が授業料免除の該当者でした。

うち18人は一人親家庭でした。

 

これらの生徒は必然的に、

中学時代から大学進学という選択肢を考えません。

 

学習へのモチベーションも上がりません。

卒業後にすぐ就職できる専門学科の高校を選びます。

 

入学すると同じような生徒が沢山いるので

余計に学習へのモチベーションは上がりません。

こうした悪循環に陥りがちなのです。

 

平均的に、普通科よりも専門学科の方が

入学しやすいのはこうした背景があるからです。

 

また、専門学科から大学進学をする生徒が

普通科よりも少ないことも同じ背景から来ます。

 

貧しくても大学進学

家庭がたとえ貧しくても、

それを撥ね除けて大学に進学する生徒もいます。

例えばこの記事で紹介したM君の様な生徒です。

 

彼には大学に行くための

強烈なモチベーションがありました。

 

また、母親も彼を信頼していたんですね。

「進学させてやるお金は出せない。

でも進学をしたいという希望までは潰さない。」

M君の母親はこうした考えの人でした。

 

結果、M君は完全に独力で

浪人から大学への進学を勝ち取ったのです。

 

負の連鎖を断ち切る

家庭の経済状況から来る負の連鎖を断ち切る為に、

親として子供にしてやれることは何か?

 

それは、

子供を励まし続け、

進路選択の可能性を広げてやる

事なのです。

 

貧困家庭の子供の多くは小さい頃から、

次のような言葉を聞いて育ちます。

  • 高校卒業したら就職だよ
  • うちに進学させてやる余裕はない
  • 勉強してもどうせ大学に行けるわけじゃない
  • 勉強よりもアルバイトしろ
  • 就職するんだから勉強しても無駄

これでは進学するイメージを持てず、

また学力が上がらないのは当然です。

 

では、次のような言葉を聞いて育った子供ならどうでしょう?

  • 大学に行けるなら行かせてやりたい
  • 余裕はないけど何とかしてあげる
  • 勉強すれば大学に行けるチャンスがある
  • アルバイトは後からでもできる
  • 就職でも勉強したことは無駄にはならない

 

子供にはたくさんの可能性があります。

その可能性を引き出すのはひとえに、

親が子供に何を期待するか

どのような言葉をかけ続けるか

にかかっているのです。

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