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雪道の運転はノーマルタイヤでも大丈夫?命よりも大切なものはない

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天気予報のチェックを怠っていて、突然の降雪に見舞われてしまった。ノーマルタイヤのままでチェーンの準備もない。でも車で出かける用事がある。あなたならどうしますか?

私なら用事をキャンセルしてもノーマルタイヤのままで運転は絶対にしません。自分の命も車も人の命も、全部大切だからです。

雪道をノーマルタイヤ、チェーンの装備もなしで運転することは自殺ないしは殺人に等しい行為です。以下にその理由を書いていきます。

ノーマルタイヤで雪道を運転するとどうなる?

ノーマルタイヤのまま雪道を運転すると、僅かな間ならゆっくりであれば走行は可能です。しかしものの5分もしないうちにスタック(タイヤが空転して動けなくなること)することになります。

ノーマルタイヤで雪道を運転しようとすると次の様になります

  • 発進できない
  • 止まれない
  • 曲がれない
  • 坂を上れない

つまり、車としての基本性能は全て封じられて進退窮まることになります。あなたの車がスタックした場所が公道上なら大渋滞の原因になるでしょう。

また、曲がれない・止まれないということは、進行方向に何があっても避けることができないことを意味します。それが人であったらどうなるかは言うまでもありませんよね。

私ならノーマルタイヤの車を運転中に雪が降り出したら、用事をキャンセルしてでも積もる前に自宅に引き返すか、しばらく駐車できる所を探して様子を見ますね。

ちなみに、積雪が1cmあればノーマルタイヤでの走行は不可能になります。また、降った雪が溶けかてシャーベット状態の路面も、雨でただ濡れているだけの路面より滑りやすくなります。

なぜノーマルタイヤは雪道でスリップするのか

ではなぜノーマルタイヤは雪道でスリップし、スタッドレスタイヤなら運転可能なのかを説明します。まず、なぜ車は走行できるのかを確認しましょう。

なぜ車は動くのか

「そんなこと当たり前じゃないか」という声が聞こえてきそうですが、車は案外見落としている物理法則に従って走行しています。それは中学校で習う「摩擦力」によるものです。

タイヤと路面が接していることで、そこに摩擦力が働きます。前進も後退も、右左折も、停止も、全てタイヤと路面の間に生じる摩擦力によって可能になります。

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この摩擦力がなくなれば車は全ての動きを封じられる訳です。例えば水の上に車を浮かべる場面を想像して下さい。その車はほとんど動かすことができないことは何となく分かるのではないでしょうか。

車がスリップする理由

車がスリップするのは、何らかの理由でこの摩擦力が弱くなっている為です。

例えば雨で濡れた路面では、タイヤとアスファルトの間に水が入り込み、わずかながら水に浮いている状態になります。するとタイヤとアスファルトの間にある摩擦力が弱くなり、スリップしやすい訳です。

タイヤに溝が刻まれているのは、タイヤとアスファルトの間に入り込んだ水を逃がすことで、タイヤがアスファルトにしっかりと触る様にして、強い摩擦力を確保するためです。

雪道でも濡れた路面と同じ事が起こります。タイヤの下の雪がわずかに溶けて水の膜を作り、タイヤを浮かせるからスリップして前進も後退もできなくなるのです。

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なぜスタッドレスタイヤはスリップしにくいのか

ところがスタッドレスタイヤはノーマルタイヤと比較するとスリップしにくくなっています。その理由を下に示します。

  • 溝が深く、細かい → ほんのわずかな水も逃しやすくするため、このように設計されています。
  • ゴムに特殊な素材を使ってある → このことにより、ノーマルタイヤよりも柔らかくなっており、雪で冷たくなっても固くなりにくくなっています。このため、ゴムが凸凹の凍結路の形に合わせて変形し続け、強い摩擦力を生みます。

当然ですが、スタッドレスタイヤも走行すれば溝は浅くなり、経年変化でゴムは劣化します。スタッドレスタイヤを安全に使うことができるのは3シーズンと言われています。

詳しくはこちらをご覧下さい。 → 中古スタッドレスには注意!

ノーマルタイヤだけど新品だから大丈夫?

「ノーマルタイヤでも新品で溝が深いから、雪道でも大丈夫」と考えることは禁物です。上に書いた様に、ノーマルタイヤはスタッドレスタイヤとは設計や素材が全く異なります。雪道を走行する様にできてはいません。

スタッドレスタイヤなら普通に走ってもいいの?

スタッドレスタイヤを装着していても過信はできません。雪道には雪道の注意点や運転のしかたがあります。下の記事を参考にしてみて下さい。

雪道の運転初心者は必見!事故を起こさないテクニックを大紹介

それでもノーマルタイヤで運転しなければいけない時は

スタッドレスタイヤはないが、それでも車を運転しないといけない場合があるかも知れません。そんなときは最低限、タイヤチェーンの装着は必須です。

チェーンを販売している店舗として、カー用品店、ホームセンター、一部のガソリンスタンドが挙げられます。5,000円くらいから15,000円くらいで購入ができます。

ただし、ガソリンスタンドは販売している店舗もある、という程度です。相当探さないと見つからない恐れもありますので、「売っていたらラッキー」という程度に考えましょう。

もしタイヤチェーンも準備できなかったら?運転することは諦めてください。あなたの車以上に、他人の安全以上に、そしてあなた自身の命以上に大切な用事がありますか?

まとめ

以下に内容を簡単にまとめておきます。

まとめ

  • 雪道では、ノーマルタイヤのままで車を動かすことはできません。
  • 車がスリップするのはタイヤと路面の間の摩擦力が弱くなっているためです。
  • 過信はできませんが、スタッドレスタイヤは雪道でも摩擦力を確保できる素材、設計で作られています。
  • ノーマルタイヤは新品であっても雪道には対応できません。
  • どうしても運転をするなら、タイヤチェーンを装着します。それもできなければ運転は諦めましょう。

可能であれば、寒い季節になったらスタッドレスタイヤ、タイヤチェーンを予め準備しておくことをお勧めします。

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