SNSは今は誰もがやっていると言っても過言ではありません。
でも気をつけたいのは、SNS依存に陥ってしまうリスクもあることです。中には依存をやめたいけどやめられないと苦しんでいる人も多いはず。そんな人に贈る対策とハマってしまう理由を紹介していきます。
確かにInstagramやフェイスブック、ツイッターなんかでフォロワーが増えたりバズったりすると注目を浴びてる気がして気分がいいものです。でもこの記事を読んで、SNSの使い方を考えるきっかけにして欲しいですね。
それではぜひ最後までお付き合いくださいね。
SNS依存をやめたい!
「自分はSNS依存なのではないか?」「SNS依存をやめたい」と思っている人は潜在的に相当な数に上るとみられています。
SNS依存に陥るといつもスマホが手放せず、仕事や勉強が手に付かなくなって生産性が低下していきます。そのまま放置しておけば社会生活を営むことが難しくなるほど重篤化することもあります。
このように恐ろしいSNS依存ですが、まずは自分がSNS依存に陥っていないか、SNSにどの程度依存しているのかをチェックしてみましょう。
SNS依存の診断
SNS依存に陥っていないかの診断はセルフチェックすることができます。
以下のチェックリストで自分に当てはまると思う項目がいくつあるかチェックしてみましょう。
- つい、写真になるネタはないか探してしまう。
- 味より見た目でメニューを選びがち。
- 一人になった途端、思ったことをつぶやいてしまう。
- TVを見ている時もスマホをいじっている。
- スマホのバッテリーの減り具合がどうもハイペース。
- アカウントを複数持っている。
- 友達の投稿はほとんど把握している。
- 他人が一度アップした投稿を下げたりしたら、すぐ気づく。
- 友達に会ったら、まずは一緒に写真を撮る。
- 自分のコメントに反応がないと落ち着かない。
【診断結果】
~2個 大丈夫。
3~6個 やや依存気味。
7個以上 SNS断ちをおすすめ。
(チェックリストと診断結果は「anan」2017年2月22日号を引用させていただきました)
実は「自分はSNS依存かも」と心配している人は比較的軽度の場合が多いものです。
より深刻なのは、自分では全く意識していないにも関わらず、客観的に診ると上記の項目の7つ以上に当てはまる人です。
なぜなら、SNS依存とは自分では気付いていない場合が多いからです。知らず知らず依存体質になっていて、仕事や勉強の生産性を落としている恐れがあるんですね。
ではどうしたらこのようなSNS依存から脱却できるのでしょうか?その対策を以下にまとめました。
続けてご覧下さいね。
SNS依存の対策を大紹介!
SNS依存になっている、またはなりかかっている方におすすめの対策を紹介していきます。対策の手順はザックリと次のようになっています。
- まずは自分の現状を把握する
- 使用時間を可能な範囲で制限する
- あえてスマホを使いにくくする
続いてはそれぞれの手順について、具体的に見ていきましょう。
スマホの使用時間を把握する
まずは一日のうちで自分がどれだけスマホを使っているかを客観的に把握しましょう。AndroidとiOSのそれぞれに、スマホの使用状況をトラッキングしてくれるアプリがあります。
- Androidの場合 設定 ⇒ Digital Wellbeing
- iOSの場合 設定 ⇒ スクリーニングタイム
こちらをチェックすると、その日のスマホ使用時間やロック解除回数などを見ることができます。
使用時間を制限する
使用時間やロック解除回数が把握できたら、自分自身で守れる範囲で使用時間を制限しましょう。
現実的には、平均時間の75%程度にする事から始めるのをおすすめします。
つまり、週間レポートなどで平均使用時間が4時間と出たら制限時間として3時間以内を設定するといった具合ですね。
時間が設定できたら実行し、1週間後に再びチェック。達成できていればさらに75%に制限し、達成できていなければ少し緩くして再チャレンジしてみましょう。
休止時間を設定する
使用時間の制限になれてきたら、休止時間を設定してしまいます。AndroidとiOSの場合それぞれの設定は次のとおり。
- Androidの場合 ⇒ Digital Wellbeing内の「お休みモード」をオン
- iOSの場合 ⇒ 設定から「休止時間」
これらを設定すると、基本的には着信以外は通知されなくなります。重要な通知があれば、それは例外としておくこともできますよ。
アプリ目立たなくする
よく使うアプリを目立たなくする方法も同時進行で試してみましょう。
完全に削除してしまうのは難しいので、SNSフォルダを作成してその中に入れておきましょう。SNSと関連アプリを同じフォルダに入れてしまえば、アイコンが小さく表示されたり全く表示されなくなるので目立たなくなります。
「そんなバカなことで効果があるのか?」と思うかも知れませんが、視覚的に気を引かないようにするのは意外なほど効果的です。是非試してみて下さい。
通知をカットする
アプリの通知をカットしてしまうことで、開いてみようという気持ちが薄くなります。
スマホに手が伸びてSNSを開いてしまう原因のひとつに、アプリによる通知があります。
でも通知があって開いてみたとき、重要な連絡だったことが過去にどの程度あったでしょうか?そのことを考えると、SNSアプリの通知をカットして重大な問題に発展する恐れはありますか?
もしも「ある」と思うなら、この方法はおすすめしません。
「ない」と答えられる人は試してみて下さい。本当に重要な連絡は電話の着信があるはずですからね。
スマホを置く場所を決める
スマホを置く場所を決めておき、使わないときにはそこに置いておきましょう。
置く場所は普段生活していて視界に入らず、すぐに手が伸びない場所にするのがベストです。例えばキッチンの食器棚の引き出しなどですね。
大切な電話がかかってくることもあるので、着信音はオンにしておきましょう。
SNSに依存してしまう理由
SNS依存に陥る理由は人それぞれですが、多くの場合は承認欲求が関係していると言われています。
承認欲求とは、「自分の事を人に認めて欲しい」と思う欲求のことで、誰でも持っているごく自然な心のあり方のひとつです。
この承認欲求が現実世界で満たされず、スマホのSNSを通して知り合った人たちとやりとりをするうちにいつしかSNS依存に陥るという罠が待ち受けているんですね。
Instagramやフェイスブックのフォロワー数や「いいね」の数が気になって仕方がないのは、この承認欲求からくる情動だと言えます。
他にも、SNS依存に陥るのは現実世界におけるストレスからの逃げ道を探した結果であるという説もあります。
私たちが生きている社会にはストレスがつき物です。そんなストレスから一時的に逃げ出して心の平安を保つためにSNSを使い続け、そのうちにやめられなくなるというプロセスですね。
仕事での失敗や人間関係のトラブル、家庭内でのいざこざ、学生なら勉強や受験のプレッシャー、こうしたストレスから一時的に避難をするためにSNSをダラダラと見ることは決して悪いことではありません。
ただ、SNSによって現実世界の問題が解決することはありません。そのことを忘れたとき、人はSNS依存に陥るのかも知れませんね。
まとめ
いかがでしたか?
SNSに依存しているかも知れないと思ったら、まずは自分の状態を客観的に見てみることから始めるのが大切なんですね。
こうした問題は心のどこかでやめたい、抜け出したいと思っていても難しいもの。家族や友人に相談をしてみるというのも大切なことですよ。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- SNS依存になっているかを診断できるチェックシートを紹介しました。
- SNS依存から抜け出すための対策を具体的に紹介しました。
- SNSに依存してしまうのは、承認欲求や現実世界のストレスなどが関係しています。
時にはスマホを持たずに散歩をするとか、映画でも見に行くなんて事も楽しいですよ。あえてスマホに記録を残さない活動もして行きたいですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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