子供の頃に台風が接近すると、滅多に使わない雨戸を家族総出で閉めたりして準備をした覚えがあります。
でもそれは私が小さかった昔の話で、木造家屋だったから念のために閉めていただけだったのか?と最近になってふと疑問に思いました。
あなたのご家庭では雨戸を台風の時に閉めていますか?近頃の住宅は作りもしっかりしています。雨戸は閉める必要があるんでしょうか?
また台風の時には普段と違って何が起こるか分かりません。サッシからの雨漏りや雨音がうるさいときの対策も合わせてご紹介してきます。
それでは是非最後までお付き合いくださいね。
台風の時に雨戸は必要?
台風の時には雨戸は閉めた方がいいでしょう。雨戸を閉めることにより次のような効果が得られるからです。
- 雨や風が直接サッシに当たらないように防護する
- 風で飛んできた物体により窓ガラスが破損することを防ぐ
- 風雨の音を軽減する
このように台風の時の心配事を少しだけ減らすことができます。
でもうちは新築だし普段は相当に強い雨でもサッシだけで凌いでいるから大丈夫、と考える人もいるでしょう。
そんなご家庭でも台風の時にはやはり雨戸をきちんと閉めた方が良いんですよ。
続いてはその理由をご説明していきます。
台風の雨はサッシから侵入してくる?
台風の雨は通常の雨とは異なり、サッシのごくわずかな隙間から侵入してくることがあります。新築のご家庭でも台風の時には雨戸を閉めた方が良いのはこうした理由があるからです。
台風の時にサッシから雨漏りをする原因には次のようなものがあります。
- 横殴りの雨が引き違いサッシの間から吹き込む
- 窓枠のコーキングの劣化によるひび割れやはがれ
- 外壁のひび割れ
- 窓の上部の配管などからの侵入
主にこうした事が原因となりサッシの隙間からの雨漏りが生じることになります。
サッシというのは隙間なくピッタリと閉じられているようで、意外にも隙間があるものなんですね。
普段の雨風ではサッシの上まで雨に濡れることはないので雨漏りも発生しません。でも台風の時にはあり得ない方向から風が巻いてサッシの最上部までびしょ濡れにします。このため雨漏りが発生してしまうんですね。
引き違いサッシの間の雨漏りに築年数は関係なく新築のお宅でも発生する現象です。こうしたことがあるため、前述したように台風の時には雨戸を閉めておくことが重要です。
雨戸を閉めておくことで風雨がサッシに直接当たらないようにするだけでも、サッシの間からの吹き込みの解消を期待できます。
雨戸の雨音がうるさいときの対策!
雨戸の雨が当たってうるさいときの対策をご紹介します。
少々手間がかかりますが、雨戸の外に次のようなものをしっかりと貼り付けておくと雨が当たる音は気にならなくなります。
- 人工芝
- ウレタンマット
雨戸自体にも防音効果はありますが、素材がアルミなど金属製のものが多いために雨が当たる音が逆に気になってしまう日とも多いでしょう。
ご紹介した人工芝は音を吸収する効果が極めて高く、雨戸に貼り付けておけば雨がアルミの雨戸に当たるパラパラというおとは全くしなくなります。
ただし、人工芝の弱点は高価なことです。60cm×60cmの大きさで2,500円ほどの価格に設定されていることが多いため、寝室の雨戸の全面を覆う大きさに使用と思ったら数万円の出費になります。
一方、ウレタンマットは防音効果は人工芝に比べて弱いものの、低コストなところが魅力です。
Amazonで検索をしてみたら、防音用のウレタンマットで41cm×90cmの大きさのものが1,500円ほどで販売されていることが分かりました。
これなら1万円程度で寝室の雨戸全てを覆うくらいには防音対策ができそうです。
まとめ
いかがでしたか?
台風の時には事前の準備がとても重要ですが、雨戸まではなかなか閉めないという方も多いと思います。でも家庭の安全を守るためには雨戸はきちんと閉めて雨風を防ぎましょう。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 台風の時には風雨を防いだりガラス戸を保護するために雨戸を閉めた方が安全です。
- サッシの隙間から雨漏りをする事があります。雨戸を閉めることでこうした雨漏りは軽減されます。
- 雨戸の雨音が気になる場合には人工芝などの防音素材を貼り付けておきましょう。
外は激しい暴風雨の危険地帯となっていても、家の中は完璧に安全な場所として家族を守っていきたいものですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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