近年は地球温暖化に伴う異常気象が頻発するようになってきたと言われています。
私たちの実感としても、豪雨災害は毎年のように日本のどこかで発生していたり、爆弾低気圧やらゲリラ豪雨やらと昔はなかった言葉が普通に使われたりと様々な天候の変化があります。
また特に以上だと思うのは、夏が極端に暑いことです。家にいるだけでも熱中症で搬送されたというニュースはもはや珍しくもなくなってきました。
そんな地球温暖化、異常気象、台風、夏の暑さなどについての記事をまとめていきます。
それぞれのリンクからさらに詳しい記事へと飛ぶことが出来るので、関連記事もぜひ合わせてご覧下さいね。
台風は地球温暖化の影響を受けている?
台風が地球温暖化の影響で巨大化して数が増えているという説に根拠はありません。
気象庁が発表している過去150年にわたる台風のデータを見ても、近年の台風が巨大化しているとか上陸数が増えているといった明確な証拠は存在しません。
その気象庁のデータによると、日本に上陸した台風のうちで最大の勢力だったものは1961年の台風です。他にも歴代10位の中に1950年代、60年代の台風が8個もランクインしています。
台風が上陸した数の最多は2004年の10個です。他にも6個の年には2016年、1993年、1990年があり、5個の年には2018年と1989年など比較的近い年に多数の台風が上陸しています。
ところが逆に上陸数が少ない年を見ると、0個の年が2008年、2000年、1986年、1984年と並び、続いて1個の年に2009年、1995年、1987年となっています。
結局の所、50年代や60年代よりも近年の方が上陸数が多いと断言できないデータになっています。
地球温暖化による台風への影響についてはこちらの記事に詳しくまとめました。
台風の風速の目安は?
台風の強さと大きさは次の観点から評価されています。
- 強さ=台風の中心付近の風速
- 大きさ=台風の暴風域の広さ
天気予報などで目にする「強い」とか「大型の」などという形容詞は、これらを元に台風につけられています。
中心付近の風速が33mまでの台風には形容詞はつけません。以後は風速の段階により「強い」「非常に強い」「猛烈な」「スーパー」といった形容詞が台風の前につけられます。
「非常に強い台風」は数年に1回程度の頻度で日本に上陸して被害をもたらします。風速は45m/sから55m/sです。
この風速の中では人間は体を45度に傾けないと立っていられません。また車などが風で飛ばされることもあります。
大きさについては、暴風域の広さにより段階的に形容詞なし、「大型の」、「超大型の」という形容詞がつきます。
実際には日本に接近する頃には台風の勢力も弱くなっているので、スーパー台風や超大型の台風が上陸する心配はほとんどありません。
台風の風速の目安についてはこちらの記事に詳しく記述しました。参考にご覧下さい。
異常気象が夏が暑い原因?
夏が極端に暑い原因は地球温暖化による異常気象にあると断言は出来ません。
日本、ヨーロッパ、北米などで猛暑の夏となるのは、偏西風の蛇行のために赤道付近の熱い空気が北に引き込まれるためです。
また、特に都市部を中心として暑くなるのは、ヒートアイランド現象によるものです。
どちらもいわゆる地球温暖化と直接の因果関係は証明されていません。
一方で、異常気象で長期に渡って豪雨となり災害を引き起こす現象は、温暖化により平均気温が上昇したことに関係するという説があります。
気温が上昇したことにより空気中に含まれる水の量が増大した結果、激しい雨が長期間降り続けることが多くなっているとする説ですね。
詳細はこちらの記事からお読み下さい。
地球温暖化の影響で身近に起きることは?
地球温暖化により起きる身近な影響のうち、悪影響と言えるのは次の事柄があります。
- 熱中症患者の増加
- 記録的豪雨の増加
- ソメイヨシノの開花時期への影響
- 紅葉の時期への影響
私たちの生活に対してこうした悪影響といえる現象が起きている一方で、温暖化によるいい影響も起きるという予測があります。それは次のようなものです。
- 北海道が米作の中心になる可能性
- 冬が暖かくなると心疾患などが減少する
気温が上昇するという現象により、悪いことも良いことも含めて様々な変化が起こるのかも知れませんね。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
温暖化しているという話はウソ?本当?
地球温暖化が進行しているとする説に対して、次のような二つの答を用意しました。
- 30年前よりも気温が高くなっている ⇒ 本当
- 1万年前よりも気温が高くなっている ⇒ ウソ
短いスパンで見ると気温は上昇しているように見えるけれど、数千年以上のスパンで見ると上昇しているとは言えない、ということになります。
また、平均気温上昇の原因は二酸化炭素ではないとする説もあります。
神奈川大学名誉教授の桜井邦朋先生は、二酸化炭素が占める割合は大気中のわずか0.04%でしかなく数十年で3度も気温を押し上げる原因になり得ないとの説を唱えています。
また、気温上昇により極地の氷が溶けて南洋の島が沈むという説にも根拠がありません。
中部大学教授の武田邦彦先生は、北極の氷が溶けても海水面の上昇は起きないと言っています。また、ツバルという島国が沈んでいるのは地下水くみ上げや都市開発に伴う活動の結果だとも言っています。
これらの事に関しては下の記事に詳細を書いてあります。合わせてご覧下さい。
まとめ
いかがでしたか?
私自身は地球温暖化や異常気象について、意外と詳しく知らなかったと驚いて反省しています。
これからは異常気象や巨大台風だと言って無闇に恐れたりせず、冷静で客観的な目で見ていくことを心がけたいものですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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