ぷらっとこだまとEXこだまグリーン早得はどちらも格安で新幹線のグリーン車を使えるサービスです。
時間に余裕があるときの新幹線の移動はできるだけ安く済ませたいのが庶民の人情というものです。私なども安く済ませたいためにこうしたサービスを利用することがありますよ。
どちらもこだまなので移動に時間はかかるけど、グリーン車の広く快適なシートですので思ったほどは疲れないのもポイントです。
あなたは新幹線のグリーン車ってよく使われますか?たまにはグリーン車のゆったりシートを時間をかけて楽しむ旅行も悪くないですよ!
さて、そんなぷらっとこだまとEXこだまグリーン早得ではどちらの方がお得なのか?気になって調べてみた結果を大公表したいと思います!
これからどちらかを予約する際にはきっと参考になると思いますので、ぜひ最後までお付き合い下さいね。
ぷらっとこだまとEXこだまグリーン早得の料金比較
純粋に料金を比較した場合のざっくりとした結論としては、お得なのはEXこだまグリーン早得です。
「ざっくりと」した結論だというのは、単純に比較できない違いなどもあるからです。もう少し細かいことを書けば次のようになります。
- 大人だけで利用するならEXこだまグリーン早得がお得!
- 子供が多いほどぷらっとこだまがお得!
- キャンセルするかもしれない予約はEXこだまグリーン早得!
さて、こうした結論に到る前提として、まずはぷらっとこだまとEXこだまグリーン早得の料金を名古屋、京都、新大阪と東京との間でそれぞれ比較してみた結果を一覧表でご覧頂きます。
まずは年末年始、ゴールデンウィーク、お盆といった繁忙期の料金比較です。
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆期間の料金
新大阪、京都、名古屋といった東海道新幹線の主要駅と東京駅との間での片道料金を比較してみました。ぷらっとこだまは普通車とグリーン車がありますので、EXこだまグリーン早得との比較のためグリーン車の料金のみを示します。
まずは繁忙期の比較です。
発着駅 | ぷらっとこだま | EXこだまグリーン早得 |
東京⇔名古屋 | 10,500円 |
9,000円 |
東京⇔京都 | 13,100円 |
11,000円 |
東京⇔新大阪 | 13,500円 |
11,200円 |
ぷらっとこだまは年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などの期間を繁忙期と設定してやや割高な料金で提供されています。その繁忙期の料金との比較では新大阪までの片道でEXこだまグリーン早得が2,300円安くなります。
ただし気をつけておくべきことは、EXこだまグリーン早得には年末年始、GW、お盆にサービスの提供をしない日がある点です(後述してあるので続きををご覧下さい)。
ぷらっとこだまの繁忙期は、2019年2月現在では4/27~5/6、7/13~15、8/10~20、9/14~16、9/21~23に設定されています。
通常期の料金比較
さらにぷらっとこだまの通常期の料金との比較をしてみました。
発着駅 | ぷらっとこだま | EXこだまグリーン早得 |
東京⇔名古屋 |
9,300円 |
9,000円 |
東京⇔京都 | 11,800円 |
11,000円 |
東京⇔新大阪 | 12,000円 |
11,200円 |
通常期ではぷらっとこだまもEXこだまグリーン早得も大きくは変わりません。それでも新大阪まで800円は安くなります。ちょっとしたランチ程度の金額にはなりますね。
さて、続いては二つの違いを更に詳しくご紹介します。これを踏まえて検討しないと大変な勘違いとなるので十分に注意して下さいね。
さらに細部まで比較してみた
ぷらっとこだまとEXグリーン早得は取り扱う会社が異なります。そのため細部においてサービスに違いがあり、「一人当たりの料金が安い方が良い」と一概に言うことはできないので注意が必要です。
それぞれのポイントを一覧表にしてみたので、料金と併せて比較検討の材料にして下さい。
サービス名 | ぷらっとこだま | EXこだまグリーン早得 |
利用人数 | 制限なし | 1~6名 |
繁忙期 | 利用可能(繁忙期料金あり) | 年末年始、GW、お盆に利用不可の日あり※ |
こども料金 | あり(4,600円~9,400円) | なし |
予約はいつから | 店舗か電話で1ヶ月以上前から可能 | 乗車日の1ヶ月前10時から |
予約はいつまで | 店舗か電話で前日まで、ネットで5日前まで | 3日前の23:30まで |
予約方法 | 店舗、電話、スマホまたはPCから | スマホまたはPCから(会員登録必要) |
キャンセル | 乗車日の10日前まで(以後は手数料が必要) | 入場前・きっぷ受取前・予約列車の発車時刻まで |
取扱い店舗、会社 | JR東海ツアーズの各店とJTBの一部 | JR東海、JR西日本 |
(※2018年度は5/3~5/6、8/11~12、12/28~1/4でした。2019年度の情報は判明次第で掲載していきます。)
こうして一覧にしてみると分かりやすくなりますね。それぞれのサービスが優れている点をまとめてみました。まずはぷらっとこだまが優れている点です。
- こだまが発着していれば繁忙期にも利用可能
- 子供料金が設定されている(繁忙期・通常期の区別なし)
- 店舗に出向くか電話を使えば1ヶ月以上前からの予約が可能
大人1人と子供2人で新大阪までの片道の場合、繁忙期のぷらっとこだまでは32,300円です。対するEXこだまグリーン早得では33,600円です。つまり子供が多いほどぷらっとこだまの方がお得になります。
続いては逆にEXこだまグリーン早得が優れている点も見てみましょう。
- 大人一人当たりの乗車料金が安い
- 改札入場前、きっぷ受取前であれば発車時刻ギリギリのキャンセルが可能
それぞれの優れた点のまとめとして前述の結論を繰り返します。
- 大人だけで利用するならEXこだまグリーン早得がお得!
- 子供多いほどぷらっとこだまがお得!
- キャンセルするかもしれない予約はEXこだまグリーン早得!
どちらかを使うことを検討する際にはこれらのことを計算の上で選びたいものですね。
さて、その他の利用条件等についてもさらに細部まで紹介していきたいと思いますので、最後までご覧下さいね。
それぞれの特記事項
ぷらっとこだまとEXこだまグリーン早得にはそれぞれ特徴的な独自ルールやサービスなどが付加されています。そのため通常のきっぷとは異なる点に注意を払っておく必要があります。
それぞれのサービスのルールや特記事項をまとめました。まずはぷらっとこだまからです。
- ぷらっとこだまはきっぷではなく、JR東海ツアーズの企画旅行の一種です。クーポンの払い戻しはできません
- 駅構内のキオスクで使えるワンドリンク引換券がついています(車内販売では不可)
- 乗車する列車、乗車時刻、座席は全て指定です。指定以外の列車や、同じ列車でも自由席に座る事はできません
- 予約時に指定した駅の新幹線改札からしか乗車・下車できません
- 途中下車、途中乗り換えはできません
- 予約後の変更はできません。
ぷらっとこだまの予約方法、予約店舗等についてはこちらから詳細を見ることができます。併せてご覧下さい。
続いてはEXこだまグリーン早得のポイントです。
- EXこだまグリーン早得は乗車券と特急券が一体となった東海道新幹線専用の商品です
- 3日以上先の列車に変更する場合、この商品の設定条件を満たしかつ座席があれば「EXこだまグリーン早特」として変更が可能です(差額が必要)
- 2日以内の列車に変更する場合、「EX予約サービス」等の別商品への変更が可能です(差額は必要です)。
- 予約の人数を減らす場合は、払戻手数料(1名あたり310円)がかかります
- 会員1名で予約する場合はEX予約専用カードを利用してきっぷを受け取ります
- 会員以外の人が同行する場合は駅の指定券売機できっぷを受け取ります
- きっぷ受け取り後の変更はできません
- 同一列車内の他の設備(自由席など)は利用できません
どちらも独特なルールがあって通常よりも縛りは厳しいですが、とにかく料金の安さが魅力ですね。
今回の記事ではグリーン車の比較をしましたが、普通車指定席の比較はこちらの記事からご覧頂けます。併せてお読み下さいね。
まとめ
いかがでしたか?ぷらっとこだまとEXこだまグリーン早得の比較を徹底的に行ってみた結果をご覧頂きました。
個人的には1人で旅行する機会が多いので、EXこだまグリーン早得の方がお得感があって良いと思いました。名古屋から東京だとわずかな差ですけどね。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 大人一人当たりの料金ではEXこだまグリーン早得がお得です。
- 子供が多いほどぷらっとこだまの方がお得です。
- キャンセルのおそれがある場合にはEXこだまグリーン早得の方が良いでしょう。
- さらに細部にわたって両者を比較したので検討材料として下さい。
どちらのサービスもとても使い勝手が良いので迷ってしまいそうですね。他にも競合するサービスがどんどん出ると消費者としては嬉しいですよね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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