健康

インフルエンザの予防接種を2回する効果はあるか?徹底的に調べてみた

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12月になると各地でインフルエンザが流行しだします。インフルエンザにかかると、1週間は仕事や学校を休まなくてはならなくなります。

私も高校2年の1月に修学旅行先でインフルエンザを発症しました。みんなが観光やショッピングで楽しんでいる間、ホテルの部屋やバスの中で一人きりで苦しみ抜いた思い出があります。

小さいお子さんやお年寄りはインフルエンザにかかると重症化しやすいため、外からウイルスを持ち込まない様にすることですごく気を遣いますね。

そのため、11月頃になると全員で予防接種を受けるという家庭も珍しくありません。

このインフルエンザの予防接種は2回行った方がいいという話を耳にしますが、それは何故か。大人と子供では区別があるのか。2回行うならいつがいいか。こうした疑問を調べてみました。

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予防接種を2回行う年齢

13歳未満の子供と65歳以上の大人はインフルエンザの予防接種を2回行い、13歳から64歳までの大人は1回行うのが基本となっています。

13歳未満で2回の理由

厚生労働省によると、13歳未満の子供は予防接種を2回行うことを基本としています。これは体内に基礎免疫がまだ十分に備わっていないことが理由です。回数と接種量は以下の通りです。

  • 6ヶ月以上3歳未満 1回0.25ミリリットル 2回接種
  • 3歳以上13歳未満 1回0.5ミリリットル 2回接種
  • 13歳以上 1回0.5ミリリットル 1回接種

基礎免疫とは大人へと成長する段階で様々な病気を経験することで自然に形成される抵抗力のことです。子供は病気の経験自体が少ないため、風邪やインフルエンザにかかりやすく、また重症化しやすいと言われます。

2回の予防接種を行うことで、体内に抗体が形成される確率が65%から95%へと飛躍的にアップすると言われています。

これはブースター効果と呼ばれ、抗体ができる確率が高まるだけではなく、より強い抗体が形成されることで病気をシャットアウトする効果が著しく高くなります。

ブースター効果とは、体内で1度作られた免疫機能が、再度抗原に接触することによって、さらに免疫機能が高まることを意味する生物学用語である。日本語名は追加免疫効果である。(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 )

三段式ロケットで、下のブースターの燃料がなくなる頃にその上のブースターに点火してより高く上昇するようなイメージですね。

13歳以上で1回の理由

インフルエンザに対する免疫を持つ人が少ないと考えられていた時代には、大人も含めて2回の接種を行っていました。

しかしその後の調査で、13歳以上については2回の予防接種はあまり意味がなく、1回で十分に効果的であるという説が有力となり、「13歳以上は1回または2回」となりました。

2017~2018年現在、厚生労働省では「13歳以上は1回」と指導をしています。このシーズンのワクチン不足が心配されていることも関係しています。

予防接種を受ける時期

予防接種は10月下旬~11月上旬に受ける様にするのがベストタイミングです(1回の場合は11月の間で十分ですが、2回の場合は下の様にしましょう)。

  1. 1回目 10月下旬~11月上旬
  2. 2回目 11月下旬~12月上旬

2回接種する場合は、1回目と2回目の間は4週間空けるのが最も効果が高くなります。

2回目の接種の時にたまたま風邪をひいてしまった等、体調に変化があるときには1週間先送りし、体調を整えてから接種を受けましょう。

2回の接種を受けるリスク

子供は2回の接種で予防効果を高める事を期待できる一方で、副反応が起こるリスクも当然高くなってしまいます。

予防接種の副反応とは次の様なものがあります。次の症状は10%程度の人に現れ、通常2~3日で収まる軽いものです。

  • 注射をした所が赤くなる、腫れる
  • 発熱、悪寒
  • 下痢、嘔吐

続いて示すのは、ごくまれに現れる命に関わる症状です。以下の症状が現れたら即座に119番で救急車を呼びましょう

  • アナフィラキシーショックによる血圧や体温の低下、呼吸困難
  • 急性散在性脳脊髄炎による呼吸困難
  • ぜんそくによる呼吸困難

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予防接種の効果が続く期間

予防接種の効果は、2週間後からおよそ5ヶ月間続き、12月上旬までに済ませてしまえば翌年のゴールデンウィークまでをカバーすることができます。

小中学校をはじめとして人が集まるところを中心に、4月に入ってもインフルエンザが流行するのはよくある話ですが、これなら概ね心配なさそうですね。

まとめ

寒い季節にやってくる恐ろしい病気のインフルエンザ。以下に内容をまとめておきます。

まとめ

  • 現在、予防接種は子供は2回、大人は1回です。
  • 子供は免疫力が弱いため、ブースター効果による強化を期待して2回の接種をします。
  • 大人は1回でも十分な効果が得られると言われています。
  • 2回の接種を受ける場合は間に10月下旬~12月上旬に済むように、間を4週空けましょう。
  • 2回の接種を受けると副反応のリスクも高くなります。重篤な場合は命に関わるので、救急車を呼びましょう。
  • 予防接種は2週間後から5ヶ月の間、効果が持続します。

家族揃って健康なまま冬を過ごしたいものですね。

こちらの記事も合わせてお読み下さい。

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