伝統文化

出雲大社と伊勢神宮の関係は?神話の時代の確執を深掘りしてみた!

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出雲大社と伊勢神宮ってどちらもすごく格式の高い神社だって聞いた事はありませんか?

私自身は参拝した事はないですが、出雲大社の大注連縄は一度拝見してみたいと思っていました。

伊勢神宮には何度か参拝しました。うっそうたる森の奥に鎮座する、静謐で清浄なお社です。

あなたはどちらかを参拝した事はありますか?もしかしたらダブル遷宮のとしに両参りを果たした人もいるかな?

そんな出雲大社と伊勢神宮ですが、ふとこの二つの関係が気になって調べてみました。「国譲り」という神話を聞いた事があるけど、戦でもして伊勢の軍団が勝ったという話でしょうか?

このことについて詳しく調べてみるととても興味深い事実が沢山出てきましたので、あなたとシェアしたいと思います!

それでは是非最後までお付き合い下さいね。

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出雲大社と伊勢神宮の関係

出雲大社と伊勢神宮は、日本の神社のツートップと言えます。この両者は互いを補い合う関係にあり、決してライバルなどではありません。

続いてはこうしたことを詳しく説明していきます。まずはどちらの格が上になるのかを見ていきましょう。

格が上なのは伊勢神宮

伊勢神宮は神社本庁に属する神社でナンバー1に位置する最高位の神社です。出雲大社は伊勢神宮には並ばないものの、それに次ぐナンバー2という認識で間違いないでしょう。

伊勢神宮の歴史はとても古く、伊勢神宮のHPでは2,000年以上と紹介しています。伊勢神宮の成立は、御祭神である天照大神が伊勢の地に鎮座した時であると見なしています。

また伊勢神宮の御祭神である天照大神は皇室のご先祖でもあります。そのため伊勢神宮とは歴史上ひときわ特別な存在でした。

明治に定められた近代社格制度では、伊勢神宮は特別であるとして神社のランキングには入らなかったほどです。

対する出雲大社の歴史も伊勢神宮に匹敵するほどですが、いつの成立かは残念ながらハッキリとは分かっていません。

出雲大社のHPでは、神話の中で「国譲り」が行われた時点をもって成立としています。そのため、伊勢神宮の成立よりは後だろうと考えられます。

ではその「国譲り」とはいかなるものか?続きに解説をしていきます。

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出雲は幽世、伊勢は現世を司る

前述の「国譲り」の結果、出雲大社は「幽世(かくりよ:あの世)」、伊勢神宮は「現世(うつしよ:この世)」を司るという役割分担が決まりました。

この「国譲り」とは、古事記や日本書紀の中に出てくる次のようなエピソードです。

高天原の神々(天津神)が芦原中つ国(出雲地方)を見て、「これは我々天津神が収めるべき地である」と考えました。そこで主神である天照大神は使いを出して、芦原中つ国の神々(国津神)に降伏をすすめました。

国津神の主神である大国主大神は迷いましたが、反対した子供らがあっさりと負ける姿を見て降伏を受け入れました。

ただし次のような条件を付けました。「国を譲る代わりに、芦原中つ国の地に天子が住むのと同じくらい立派な宮殿を建ててくれ」と。

そして現世の政は天照大神を初めとする天津神が、幽世の事柄を国津神が受け持つこととしました。

 

以上が「国譲り神話」の概要です。この時に大国主大神の住居として立ててもらった立派な宮殿が現在の出雲大社です。

また、「天子が住むのと同じくらい立派な宮殿」を大国主大神は要求していますので、すでに天子=天照大神が住む宮殿は存在したと思われます。それが伊勢神宮ですね。

「伊勢神宮の方が古いと考えられる」と前述したのはこのような理由です。

さて、この出雲大社ですが、「10月には日本中の神々が出雲の国に集まる」という話を聞いたことはありませんか?実はこれもこの国譲りの結果と関係しているのです。

神々が出雲に集まるのは何のため?

前述の国譲りの結果、10月に出雲の国に神々が集まるようになりました。これは国津神の分担である幽世の事柄を決定する会議を開くためです。この会議のことを「神議り(かむはかり)」と言います。

「幽世の事柄」とは、人間には計り知れない運命のことなのです。これを「神事(かみごと)」と呼びます。

そのため、出雲の国では旧暦10月の事を「神在月」と呼んでいます。「神様がいらっしゃる月」という意味ですね。

そしてこのことに関して気をつけておきたい事が3つあります。それは次の点です。

  • 集まる神々は国津神だけ
  • 神在月にあたるのは旧暦10月
  • 「神無月」とは「神の月」という意味とする説が有力

神在月に出雲に集まるのは国津神だけです。伊勢神宮に祀られている神々はお留守にはしません。だから伊勢神宮への参拝もOKです。

また各神社も空っぽにしてしまう訳ではなく、お留守番の神様がいらっしゃいます。だから神無月の参拝は問題ありません。

また、神在月(神無月)は旧暦10月のことで、現在の10月とはズレています。

さらに、「神無月」とは「神の月」がなまったものという説が有力です。神様がお留守だから「神無月」というのは根拠のない俗説です。

このあたりの事情はこちらの記事に詳しく記載しました。併せてご覧下さいね。

さて、それでは出雲大社が縁結びの神様であるのはどんな理由なんでしょうか?

出雲大社が縁結びに御利益がある理由

「神議り」で決めている「神事」には男女の縁も含まれるから、というのが出雲大社が縁結びで有名である理由です。

前述のように「神事」とは人間にはどうにもならない運命の事です。その中には「縁」も含まれています。

お金の縁、仕事の縁、仲間や家族の縁、そして男女の縁。ありとあらゆる縁を神議りの中でつないでいくんです。

だから出雲大社は結婚にもつながる男女の縁を取り持つ神社として知られているんですね。

まとめ

いかがでしたか?出雲大社と伊勢神宮の二社にはこんなに深い関係があったんですね!それぞれが持つ歴史が交錯するあたりは、私自身も調べていてワクワクしてしまいました!

こちらの記事はそんな二社の違いに焦点を当ててみました。併せてどうぞ。

それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。

まとめ

  • 出雲大社と伊勢神宮は互いを補い合うような関係です。
  • 格としては伊勢神宮の方が上です。
  • 出雲大社は幽世の事、伊勢神宮は現世の事がそれぞれの役割です。
  • 神無月に出雲に神々が集まるのは、「神議り」という会議をするためです。
  • 「神議り」では男女の縁も決められるため、出雲大社は縁結びの神として有名です。

私自身、出雲大社には一度も参拝した事がないんですよ。いちど参拝をして縁結びの祈願をしてきたいと思っているんですけどね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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