自転車の防犯登録はほんのわずかな料金で登録できて利用者には多くのメリットがある優れた制度です。
でもいろんな人に話を聞いてみると、どうも都道府県ごとに料金設定が違うようだと言うことが分かってきました。
あなたもご自身のお住まいの地域では幾らの料金を支払うことになるのか知りたくないですか?
ご心配なく。この記事には47都道府県について全て調べた結果を掲載しましたので、是非ご覧下さい!
併せて防犯登録をしないことでどんな不利益が生じるのかも紹介しますので、ぜひ最後までお付き合い下さいね。
自転車の防犯登録料金一覧
自転車の防犯登録料金は都道府県ごとに設定されているため、少しずつ異なっています。
そこで、それぞれの場所で幾らの料金に設定されているのかを調査してみました。
結果としては600円にしているところが36、500円が7、その他の料金のところが4でした。
それでは最も多かった600円から、次いで500円、その他とご紹介していきます。
防犯登録料金600円の所
北海道、青森県、秋田県、山形県、宮城県、福島県、新潟県、茨城県、群馬県、栃木県、埼玉県、千葉県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、三重県、滋賀県、大阪府、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、徳島県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
防犯登録料金500円の所
岩手県、山梨県、東京都、愛知県、兵庫県、広島県、沖縄県
防犯登録料金その他の所
香川県(616円)、山口県(613円)、神奈川県(550円)、京都府(510円)
このような結果となりました。
でもなぜ防犯登録の料金は都道府県ごとに異なっているんでしょうか?続いてはその理由を解説していきます。
自転車の防犯登録の料金が都道府県で異なる理由
自転車の防犯登録料金が都道府県ごとに異なる設定となっている理由は、大元となる法律から来ていると考えることができます。
1994年に制定された「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」には、次のような条文が見られます。
第十二条 (中略)
3 自転車を利用する者は、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録(以下「防犯登録」という。)を受けなければならない。
つまり、運用規則を定めるのが国家公安委員会で、具体的には都道府県の公安委員会ごとに運用がなされていると読み取ることができます。
この運用上の経費として登録料金(例えばステッカーを作成する費用など)がかかる訳です。そのために都道府県ごとに少しずつ異なる料金設定になっていたわけですね。
この自転車の防犯登録には罰則規定がないため、実際には行わなくても逮捕されたりすることはありません。
だからといって登録をしないで自転車を利用しても大丈夫なのか気になりませんか?続きをご覧下さいね。
自転車の防犯登録をしないことで生じるデメリット
自転車の防犯登録をしないままにしておくと後々で大変な事になるリスクが極めて高くなります。そのため、自転車の購入時には防犯登録を確実に行っておくことを強く薦めます!
防犯登録をしないことで生じるであろうデメリットには次のようなものがあります。
リスク | 派生するデメリット |
防犯登録ステッカーが貼付されない | 盗難被害に遭うリスクが増大 |
盗難に遭って後に発見された場合 | 所有者に連絡が来ない |
登録制の駐輪場に登録できないおそれがある | 遠くの駐輪場を利用せざるを得なくなる |
盗難保険に加入できないおそれがある | 盗難被害にあっても泣き寝入り |
責任賠償保険に加入できないおそれがある | 事故の加害者になったときに莫大な賠償金を支払う事になる |
傷害保険に加入できないおそれがある | 事故でケガをしたときに莫大な治療費、入院費を支払う事になる |
自転車の盗難被害に遭うだけなら自分が損をしたと言うだけですので、まだ笑い話で済まされるレベルです。
これが自転車保険に加入できなかったために事故の加害者となり、何千万円もの賠償金を支払うことになってしまったら笑ってなんかいられません!
たかが500円や600円を出し惜しみしたり少しの手間で済む登録の手続きを面倒くさがって登録をしないことによる不利益はこんなにも大きなものなんですよ。
繰り返しますが、自転車購入時には防犯登録を済ませておくことを強くお薦めします!
まとめ
いかがでしたか?あなたの生活されている地域では防犯登録料は幾らに設定されていたでしょうか?
私の住んでいる場所は愛知県ですので、他の都道府県よりもほんの少しばかり安い登録料でした!
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 自転車の防犯登録の料金は都道府県ごとに設定されています。
- 各都道府県の料金を紹介しました。
- 自転車の防犯登録をしないことにより生じるデメリットを紹介しました。
自転車を購入したけど防犯登録が済んでいない方は、これを機会にキチンとしておきましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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