あなたは結婚式に出席するときに何色のネクタイを着用していきますか?
「そんなの白に決まってるだろ」という考えならばやや古いかも知れません。実は現在ではお祝い事に白以外のネクタイでもOKという風潮がかなり広がってきているのが事実です。
町中でブラックスーツにパステル調のネクタイをした若い方を見かけたことはありませんか?その人はひょっとしたら友人の結婚式に出かけるところかも知れませんよ。
それでは結婚式に出席するためのネクタイの色は何色がいいのか?調べてみた結果を大公表しちゃいましょう!
合わせてNGなネクタイの選び方もご紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合い下さいね。
結婚式のネクタイカラーはズバリこれでOK!
現在のところ結婚式のネクタイでOKとされてているのは白、シルバー系、パステルカラーです。それも自身の年齢や新郎新婦との関係をよく考え、次のような基準で色を選ぶのが良いでしょう。
- 白は40代以上が中心。30代以下の人は仕事関係や親族関係の式で使う
- シルバー系は年齢、場面を選ばず幅広く使える
- パステルのイエロー、水色、ピンクなどは20代、30代を中心に友人の結婚式などで使う
かつてはお祝い事のネクタイといえば白が常識でした。でも2019年現在、白以外にもシルバーやパステルカラーなども広く受け入れられてきているのが現状です。
実際に、白ネクタイは中高年を中心に選ばれています。その一方、20代、30代の若い人の間ではシルバー、イエロー、ブルー、ピンクなどがハイセンスなチョイスとして人気を博してきています。
では30代以下は白が不要かといえばそうとは限りません。仕事関係や親族関係の結婚席では白のほうが良いでしょう。中高年の方は「お祝い事は白ネクタイが常識」と考える人がまだ多いですからね。
それぞれの色について、さらに詳しく解説を加えていきますので続けてご覧ください。
白ネクタイは中高年の間では常識
白ネクタイは同僚、部下、得意先など仕事関係者の結婚式に招待されたとき、または親族の結婚式に出席するときが良いでしょう。
その理由は、白ネクタイは慶事に使うものとして半ば常識化してきたからです。そのため、現在でも40代以上の間では「結婚式には白ネクタイ」という考え方が根強く残っているのです。
そんな意識もなく最近流行の色だからとパステル調のネクタイを着用して出席すると、思わぬところで「あいつは非常識な奴だ」なんて悪評が立たないとも限りませんからね。
どんなシーンでも使えるシルバー系
シルバー系のネクタイはお祝い事の席ではどんな場面でも使える万能アイテムです。年代にも関係なく、友人の結婚式でも仕事関係者の結婚式でもOKです。さらに二次会でもOKです。
結婚式だけでなく、子供の七五三、入学式、卒業式など様々な場面で大活躍してくれること間違いなしのネクタイです。
シルバー系のネクタイを一本持っているだけで実にいろんな場面で使うことができるので、お祝い事用として良いものを購入しておくのもいいかもしれませんね。
明るく爽やかなイエロー系
イエロー系のネクタイは明るい印象を持たせることができます。友人の結婚式でこうした色のネクタイを着用していくと、心から祝福しているという気持ちが表れるため喜ばれそうですね。
イエローに限らず、パステルカラーのネクタイはカジュアルな印象が強くなるため、学生時代の友人など気遣いを必要としない相手の結婚式の時に選ぶのが良いですね。
すると自然な流れとして20代、30代の若い人向けという感じがしますが、40代以上でもこうした色のネクタイを着用することで若々しい雰囲気になりますよ。
クールに決める水色系
ブルー系はのネクタイはクールでスタイリッシュに決めたいときに使えるアイテムです。
ブルー系といえば冷静沈着で知的なイメージです。また同時に若々しさ、爽やかさ、自由、信頼できるといったイメージを与えることもできるのが特徴です。
そのためビジネスシーンでも選ばれることが多いのが特徴の色ですが、もちろんお祝い事で着用しても全く問題ありません。
親しみやすいピンク系
ピンク系のネクタイは親しみやすさ、気遣いといったイメージを演出する事ができます。だから女性の好まれやすく、コミュニケーションを円滑にしやすい色でもあります。
友人の結婚式といえばお祝いに加えて、若い人にとっては異性との出会いの場という意味合いがあるのも否定できない事実です。こうした場面で異性に対して積極的にアピールできる色であるとも言えるでしょう。
ところで、20代の方で結婚式に出席したことがない場合、「袱紗」を持っていないかも知れませんね。結婚式に出席の際には必要となるので、こちらの記事もぜひご覧下さい。
さて、ここまで結婚式にオススメのネクタイの色をご紹介してきました。逆に「これはNG!」という色も合わせて紹介していきますのでぜひ参考にして下さい。
結婚式ではこんなネクタイはNG!
結婚式に着用してはいけないネクタイは次のような物です。
- 原色系など悪目立ちするネクタイ
- アニマル柄などのネクタイ
- ブラックを筆頭に暗い色ののネクタイ
訳も分からないままこうした色のネクタイを着用して結婚式に出席をするとどんなことになるか、個々に書くまでもありませんね。ではなぜこうした色が好まれないのか、その理由を解説していきます。
原色系はNG!
赤、青、緑などの原色系のネクタイはとにかくNGです。なぜならば派手すぎる色が人目を引き、式の主役である新郎新婦より目立ってしまうおそれがあるからです。
前述のように、友人の結婚式には異性との出会いという要素があるのも事実です。だからといって際だって目立つ格好をしていけばかえって顰蹙を買うのがオチで、「常識のない人」というイメージを持たれかねません。
招かれたゲストとしてはやはり目立ちすぎない許容範囲でのネクタイを選びたいものです。
アニマル柄はNG!
アニマル柄のネクタイもNGです。その理由はアニマル柄が動物の毛皮、ひいては殺生を連想させるため、お祝い事の関には全く相応しくないとされているからです。
同時に、アニマル柄は色合いも黒やゴールドなどを使っていることが多く、悪趣味な印象を与えてしまう結果になりかねません。こうした色柄物のネクタイは絶対に選ばないようにしましょう。
ブラックは葬式用と言われているが…
ブラックのネクタイを結婚式で着用するのはNGとされています。その理由は、「黒いネクタイは弔事用であって慶事に着用する物ではないから」というのが常識となっているからです。
ただし、これは近年の日本国内においての話です。実はブラックのネクタイは本来は弔事専用などではありません。それどころか、世界標準としては結婚式にブラックのネクタイを着用することは広く受け入れられています。
事実、欧米での結婚式の画像などを見ると新郎もゲストも黒のネクタイ着用で和気藹々とした雰囲気であるものが多く見受けられます。
色合い的にも、黒のスーツに白のシャツならばネクタイは白より黒の方が引き締まって見えるのではないでしょうか。
ただ、「海外ではOKだから」という理由で日本の結婚式に黒ネクタイをして出席した場合、返ってくる社会的ダメージは計り知れない物になるでしょう。悪い噂が立ってお祝いの席には二度と呼ばれないかも知れません。
現在の日本ではまだ祝い事の関に黒ネクタイは許容されていません。着用しないように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?結婚式に出席のときのネクタイを選ぶのにもいろいろと考えを巡らせることが大切なんですね!
さらに、ネクタイに合わせてシャツの色もお洒落に決めてみませんか?結婚式のシャツの色は白ばかりとは限らないんですよ。こちらの奇人まとめましたので合わせてご覧下さい。
友人関係の結婚式に出席することが多くなる20代、30代の方はこうした社会常識もきちんと把握した上でネクタイを選ぶようにしたいものですね。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 結婚式のネクタイには白、シルバー系、パステル系のものを選びましょう。
- 白は仕事関係や親族の結婚式で着用するのが妥当です。
- シルバーは年齢や場面を選ばず使える万能アイテムです。
- パステル系は若い方が中心です。色によって与える印象が異なります。
- NGなものとしては原色系、アニマル柄、黒などのダーク系です。
- 黒ネクタイは海外ではOKですが日本ではNGです。
結婚式は生涯に何度もあることではありません。ゲストとして招待された以上は精一杯の気持ちで祝福するため、ネクタイの色にも気を使っていきましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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