土用の丑の日といえばうなぎの蒲焼です。でも近頃はうなぎが高くなって、なかなか口にするチャンスがなくなってきました。
私の住んでいる名古屋市では「ひつまぶし」が有名です。でももう10年くらい食べてないんですよね。
あなたはうなぎを食べるならやっぱりうな重ですか?名古屋のひつまぶしも美味しいですよ!
でもうなぎやっぱり高くてお店にはいけない。そこでこれから先にうなぎが安くなることはありそうか、過去の価格の推移を洗ってみることにしました。
うなぎの価格はどう推移してきたのか?これから先は安くなるか?江戸時代にはどうだったの?スーパーのうなぎを安く買うには?などなど、あなたの疑問の解消のためにリサーチしました!
是非最後までお付き合いくださいね。
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うなぎの価格の推移状況
うなぎの価格の推移を見ると、これから先にうなぎが安くなることは残念ながら難しそうです。
うなぎの価格の推移を過去40年に遡って見てみると、実に面白い事実が分かります。1973年頃、実はうなぎの価値は今よりも高かったんですね。下の表を見てください。
データは蒲焼き100gのそれぞれの年の実売価格と、消費支出を元に現在の価値に換算した価格です。
西暦年 | 価格(実売) | 価格(換算値) |
1973年 | 505円 | 1,289円 |
1983年 | 745円 | 821円 |
1993年 | 631円 | 539円 |
2003年 | 568円 | 537円 |
2012年 | 1,092円 | 1,092円 |
1970年代から経済成長により一般家庭の収入が増え、相対的にうなぎが庶民の口に入りやすくなっていったんでしょうね。
ところが2002年頃を堺にうなぎの価格は高騰を始めました。世界的なうなぎの漁獲高減少の影響が現れてきたんですね。
考えてみれば、40代の私が子供の頃にうなぎってなかなか食べられなかったのに、20代の頃にはうな丼は1,000円程度で食べられるようになっていた気がします。2000年代に入ってまた高騰してきた覚えがあります。
さて、これから先はうなぎは安くなるかというと…う~ん、難しいかも知れません。うなぎは日本の市場が大量買い付けを狙っていることもあり、絶滅危惧種に指定されているからです。
世界的に稚魚の保護に力を入れて、養殖技術を高めたり漁獲高を増加させない限りはうなぎは高級食材であり続けるでしょうね。
私のような庶民が手軽に食べられる時代はまだまだ先のことになるか、またはもうやって来ないのかも知れません。
ところで、うなぎって江戸時代にはそこら中にいたって話、知ってましたか?もしそうならうなぎの蒲焼きは安い食べ物だったんでしょうか?
江戸時代のうなぎは安かった?
江戸時代にうなぎがたくさんいたのは事実です。でも決して安い食材だったわけではありません。うなぎの蒲焼は当時の価格で一皿200文、現代の価値に直すと4,000円もしました。
うなぎの蒲焼きが高かった理由は現代とは少し異なり、淵にいるうなぎを捕まえる技術が無かったことと捕れたうなぎを焼くのに職人が一つ一つ手間暇をかけていたことが挙げられます。
江戸の町そのものが大規模な干拓によって作られたものだったため、江戸にはうなぎが好む生息場所がたくさんありました。江戸城のお堀にもたくさん住んでいたそうです。
周りにたくさんいるのに捕る方法がなく、捕れても大量に蒲焼きにできなかったから高かった…なんだかすごくもったい話で切なくなってきちゃいますね。
蛇足ですが、戦後になって河川がコンクリートで固められるようになりうなぎの生息場所がなくなってきて漁獲高が減少しました。1990年台にうなぎが安かったのは、中国産の安いうなぎの大量輸入によるものでした。
まだまだ高くて簡単にうなぎを食べられそうにはない状況ですが、やっぱり食べたいじゃないですか?
そこで少しでも安くうなぎを手に入れる方法はないかを調べてみました。
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スーパーでうなぎを安く買う方法
うなぎを安くゲットする方法とはズバリ、「閉店前のディスカウントを狙うこと」です。うまく行けば3割引きから5割引きで手に入るかもしれません。
うなぎの蒲焼きは日持ちがするものではありません。スーパーのバックヤードで調理して出しても売れ残ったものは当然廃棄処分です。高級食材のため、スーパーとしては大量処分は避けたいところ。
だから来客数が減少する時間帯に入る前に、売れ行きを見てディスカウントに入ります。
19時ころにスーパーに行くと、店員さんが陳列してある生ものの商品に機械でバーコードを貼り直してるのを見たことありませんか?あれを狙うんですよ。
10時閉店のスーパーなら19時から20時の間にバーコードを貼り直しに入ることが多いので、お店に何度か足を運んでディスカウントに入りそうな時間帯を把握しておきましょう。
うなぎの蒲焼きの相場は安いスーパーを探しても1,000円~2,000円ほどもします。うなぎ弁当なら税別980円で売っていたりしますが、ご飯は冷たくてうなぎも小さかったりします。
あなたもうなぎを食べるなら、やっぱり家で炊いた熱々のご飯にうなぎを乗せてタレをかけて、上に山椒をちょっとだけふりかけて食べたいですよね?
スーパーのディスカウントをうまく使えば5~600円ほどで手に入るかもしれませんよ!
まとめ
いかがでしたか?あなたの疑問解消のお役に立てたでしょうか?以下にまとめておきます。
まとめ
- うなぎは1970年台には今よりも高価でした。バブル期に値下がりし、現在は高騰しています。
- 江戸時代のうなぎは現在の価値で4,000円ほどでした。
- 蒲焼きを安く手に入れるには、スーパーで夜のディスカウントを狙いましょう。
土用の丑の日にはうなぎを食べて暑い夏を乗り切りたいですよね。最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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