「小学生の夏休み」と聞いてと連想するものは何でしょうか?
スイカ、プール、アイスクリーム、そしてカブトムシ!って私の発想が古いのかな?昭和生まれのオジサンとしてはこんなイメージがまっさきに浮かんできます。
あなたも夏にはカブトムシを捕まえに行ったり、家で飼育したりした思い出はありますか?
そんなカブトムシですが、ちゃんと飼育すれば夏休みが終わるまで元気に生き続けるものだそうです。
ではどんな飼育の仕方をすれば良いのか?与えるエサは?などなど、気になる疑問の答えを調べてみたら面白いことが分かってきました!
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
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カブトムシ飼育に必要なもの
カブトムシの飼育には以下のものが必要となります。
- 飼育箱
- 飼育床
- 止まり木
- 霧吹き
- 虫除けシート
ホームセンターなどで全て購入することができます。全部揃えても4,000~5,000円程度で揃うでしょう。
カブトムシを捕まえに行く前に揃えておく必要はありません。捕まえようとしても捕まらない時もありますからね。
捕獲に成功したら、丈夫な箱に入れておけば一晩くらいはエサをやらなくても死ぬことはありません。密閉せずに空気穴だけ開けておけばいいでしょう。翌日には上記の物を準備しましょう。
カブトムシの捕獲の仕方についてはこちらの記事をどうぞ。
でもこれらのグッズはお金を出して購入しなくても、代用品で十分なんですよ!続いてはお金をかけずに準備する方法をご紹介します。
準備にお金をかけない方法
上記のグッズを購入する代わりに、このような物を代用品としても飼育することは可能です。
- 不要となった金魚鉢や衣装ケース(蓋付きのもの)
- オガクズ
- 止まり木(屋外で拾ってくる)
- 霧吹き
- 古くなったストッキング
金魚鉢や衣装ケースは飼育箱の代わりになります。透明や半透明の蓋付きの物があれば使えますよ。
近所に製材所や木工所などがあれば、不要なオガクズがないか問い合わせてみましょう。飼育床の代わりに使うことができます。
止まり木はカブトムシを捕まえに行った時に忘れないように拾っておきましょう。落ちているクヌギやコナラの枝を拾っておいて、飼育箱の大きさに合わせて適当な長さに切ったり折ったりすればOKです。
ストッキングは虫よけシートの代わりに蓋の内側にかぶせて使います。
この様に、ほとんどお金を使わずに揃えることもできるんです。他にも代用できるものがあればどんどん使いましょう。
飼育箱準備の手順
飼育箱に飼育床またはオガクズを6分目まで入れます。深さは20cm程度になればベストですが、箱の大きさや形で異なりますので高さの半分より少し上くらいに考えればOKです。
飼育床またはオガクズを入れる際には、霧吹きで水気を与えながら入れていきます。
まず1/4位入れたら上から手で軽く押して固めます。残りの3/4は霧吹きで水を吹きかけながらフンワリと入れていきましょう。
必要な量を入れ終わったら止まり木を置き、防虫シート(またはストッキング)をかぶせて蓋をして完成です。
では続けて、毎日のカブトムシの世話についてご覧ください!
毎日の世話の仕方
カブトムシの世話はそれほど手間はかかりません。やり方さえ分かっていれば小学生のお子さんでもちゃんと世話することができます。
覚えておきたいポイントは温度と湿気ですね。それはどういうことか、引き続き解説していきます。
飼育箱は日の当たらない所
カブトムシの飼育箱は直射日光が当たらず、温度の変化が少ない屋内のどこかに置くのがベストです。玄関などがその例です。
カブトムシが元気に活動する温度は25℃~30℃くらいと言われています。また湿り気のある地面を好み日中は潜っていますので、こうした環境をできるだけ再現できる場所を選びましょう。
飼育床を乾燥させないように
飼育箱内では飼育床またはオガクズが地面の代わりとなります。前述のようにこれらはいつも湿っている状態にしておくことが大切です。
時々様子を見て、表面が乾燥しているようなら霧吹きでしっとりと濡れるまで水分を与えてやります。
エサはこんな物を与える
エサは専用の昆虫ゼリーを購入して与えるか、バナナまたはリンゴを適量与えるのが良いでしょう。
昆虫ゼリーはホームセンターなどで購入できます。16g入のものなら、1匹につき1日に1個で十分な量の餌になります。
バナナやリンゴは昆虫ゼリーの代用になります。そのまま与えると大きすぎるため、2~3cm程度の大きさに切って1匹につき1個与えます。
逆にNGなのはスイカ、キュウリ、メロンなどです。これらの果物は水分が多すぎるため、カブトムシが下痢をして弱ってしまい寿命が短くなってしまうんですね。
ではそのカブトムシの寿命とはどれくらいなんでしょうか?
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カブトムシの寿命
カブトムシは成虫になってから1.5~3ヶ月ほどしか生きられません。そして10月に生きている個体はほとんど見かけなくなります。短命な部類の虫なんですね。
幼虫の時には10ヶ月ほどを土の中で暮らしますので、合わせても1年のサイクルで世代交代をしていくんです。
飼育箱の中でも、丁寧に飼育をすれば2ヶ月ほどは生きることはあります。しかし自然の掟に従い、9月に入ると自然死していく個体がほとんどです。
カブトムシが弱ってきたサイン
次のような様子が見られる時、カブトムシの生命力が尽きかけていると思ったほうが良いでしょう。
- メスは飼育床の中、オスは飼育床の上または止まり木の上でじっとしている
- 仰向けにひっくり返ることが多くなる
- ひっくり返っても自力で元に戻ろうとしない
- 脚の先の部分が千切れたり折れたりしている
このような個体は間もなく寿命を迎えることになります。短い一生の最後の時を丁寧にお世話してあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?カブトムシの飼育の仕方をご紹介しました。私自身、子供の頃にはカブトムシのエサにはスイカをあげていたものでしたが、間違っていたと分かって軽くショックでした!
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- カブトムシの飼育に必要なものはホームセンターなどで購入できます。
- 家にある代用品を使う手もあります。
- 飼育箱の準備の仕方をご紹介しました。
- 毎日の世話には25~30℃の気温の場所と適度な湿気が重要です。
- エサは昆虫ゼリー、リンゴ、バナナのいずれかが適しています。
- カブトムシの寿命についてご紹介しました。
カブトムシの飼育は簡単だし結構楽しいものですよ!この夏、子供と一緒にやってみませんか?
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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