暑い夏にクーラーを聞かせた部屋でビールを一杯。最高に贅沢なひとときです。
でもちょっと待って。他にも夏の暑さを凌ぐことができる、もっと健康的な方法もあるんですよ。
これを読んでいるあなたならピンとくるはず。そう、グリーンカーテンの日陰は自然な涼しさを提供してくれます。
でもグリーンカーテンを作ろうとして失敗し、スカスカのゴーヤになってしまった経験はないですか?
私はあります。見た目も悪いし実もほとんど採れず、なんだかショボーン(´・ω・`)って気分になったものです。
でもそれは「摘心」のことを知らずに育てようとしていたからなんですよ。次の年に摘心をしたゴーヤは見事なグリーンカーテンへと成長しました!
では摘心とはどんなタイミングで行うのがいいのか?その方法を徹底解説します。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
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ゴーヤの摘心をするタイミング
最初の摘心は本葉が4枚程度になった段階で行うのがいいタイミングです。
芽が出て最初に開くのが「双葉」です。双葉の間から丸い「初生葉」が2枚出ます。その後で出てくるギザギザが本葉ですね。
本葉を数えて3~4枚になった頃、親ツル(大元のツルのこと)の先端をチョキン!と切ってしまいましょう。
そのまま水をやっていると早ければ1日で、遅くとも2~3日で本葉の根本から子ヅルが伸び始めます。
子ヅルから出る葉が3~4枚になった頃、同じ様に先端をチョキン!やはり数日で孫ヅルが伸び始めます。
放っておいても自分で日光の当たりやすい場所を探して伸びていきますが、うまくヒゲがネットを掴まないと垂れ下がって地面を這ってしまいます。そんな場合は手作業でネットを掴ませてやりましょう。
ではそもそも、摘心をすることでどんなメリットがあるんでしょうか?
摘心はグリーンカーテンの成功に必要な作業
摘心とは、蔓性の植物を栽培する時に意図的にツルを枝分かれさせて繁茂させる作業です。ゴーヤのグリーンカーテンを作る際には必須の作業になります。
逆に摘心をしないまま育てると、親ヅルだけがヒョロヒョロと伸びていくだけでスカスカのグリーンカーテンもどきになってしまいます。
また摘心をして出てきた子ヅル、孫ヅルは親ヅルよりも雌花を付けやすいため、実をたくさん採りたい場合にも摘心はしておくべきなんですね。
ちなみに朝顔も摘心をすることでワサワサのカーテンになります。こちらも参考にどうぞ。
では摘心をする時の注意事項を続けてご覧ください。
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摘心する時の注意事項
子ヅル、孫ヅルがヒョロヒョロと伸びていくようならこれらも容赦なくチョキチョキと切ってしまいます。
ゴーヤのツルは上に行くほど細くて葉も小さくなり、葉と葉の間隔も長くなっていきます。グリーンカーテンとしては大きな葉で間隔が短く、詰まっている様にするとうまくいきます。
十分に育ったゴーヤは手がつけられないほどツルを伸ばそうとします。出てくるツルを次々切り落としていると、なんだか人間の頭を散髪しているような気分にすらなってきますよ。
また子ヅル、孫ヅルができるとそちらに栄養を振り分けないといけないため、株全体としては栄養不足になりがちで下の方の葉の色が悪くなったりします。こまめに肥料をやるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?あなたの疑問解消のお役に立てたでしょうか?以下にまとめておきます。
まとめ
- ゴーヤのグリーンカーテンづくりには摘心は必須の作業です。
- 本葉が4枚くらいの時に先端を切り落とすと子ヅルが出てきます。
- 子ヅルも葉が4枚くらいで先端を切り落とすと孫ヅルが出てきます。
- ツルが細くて葉が小さい場合はどんどん切り落としていきましょう。
- 葉の色が悪くなるような時はこまめに追肥をしてやりましょう。
グリーンカーテンへと成長したゴーヤの株はまるでわが子みたいに愛おしくなってきます。
水をやるだけで成長して日光を遮ってくれるわが子なんて最高じゃないですか?うまく育てて可愛がってやりたいですよね。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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