私、納豆が好きで朝食に食べることが多いんですよ。
私の故郷はあまり納豆を食べる習慣のある地域ではなかったため、子供の頃は「あんな臭い食べ物、食えるか!」と思っていました。
でも食べ物の好みって変わっていくんですね。大人になると少しずつ食べ始め、今では大好きになっちゃいました。
あなたは朝食に納豆を食べる方ですか?中にはダイエットを意識してあえて食べている人もいるかも知れませんね。
でも納豆って、ダイエットにいいという話を聞く一方で、高カロリーだから太りやすいという話も聞きます。
一体どっちが本当なの?と気になって調べてみた結果、とても意外な事実が判明しました!
それではぜひ最後までお付き合いくださいね。
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納豆を食べすぎても太らない
納豆を食べ過ぎで太るという話は事実ではありません。
納豆に限らず極端なほど何かを食べ過ぎれば当然太りますが、常識の範囲内での「食べ過ぎ」なら太りません。むしろ太るよりも他に悪影響が先に出てしまうでしょう。
納豆には白米以上のカロリーが含まれるというのは本当の話です。それではなぜ食べ過ぎても太らないのか?その理由を説明していきます。
納豆で太ることがない理由
納豆が高カロリーであるのに太りにくい理由は、摂取したカロリー以上に消費を促す効果が高いからです。
納豆にはビタミンB1、B2が多く含まれます。これらの栄養素には脂質代謝を促してカロリーをエネルギーに変換する働きがあります。
また納豆1パックに含まれる食物繊維は3gと、人参1本に匹敵します。この食物繊維がコレステロールなどの余分な脂肪を吸着して体外へ排出する働きを持っているんですね。
同時に炭水化物=糖分の吸収を緩やかにしたり、腹持ちを良くして不要な間食をしない様になったりという効果もあります。この様にいろんな側面から見て、納豆は太りにくいと言えるんです。
納豆に含まれるカロリーは100gあたり200kcalです。ご飯のカロリーは100gで168kcalと、比較すると納豆のほうが高カロリーの食材です。
でも以上のような理由で納豆は太らないという結論が導かれます。
加えて言うなら、納豆のような発酵食品は肌荒れに良い食材なんですよ!こちらの記事も合わせてご覧ください。
でも一方では、納豆ばかり食べていると太らない代わりに健康に悪影響が出る恐れもあるんです。それは一体?続きをご覧ください。
食べ過ぎのリスクもある
納豆を食べすぎることによる健康へのリスクもあるので注意が必要です。納豆は1日2パックが上限です。3パックだと食べ過ぎですので食事ごとに納豆を付けるのは控えましょう。
納豆に限りませんが、一つの食材を食べすぎると栄養が偏ったりして健康を崩すのはあり得ることです。
では納豆については食べ過ぎるとどんなリスクがあるんでしょうか?
ホルモンバランスを崩す恐れ
納豆を食べすぎることで女性ホルモンのバランスを崩し、子宮内膜増殖症という病気になる恐れがあります。
子宮内膜が異常に分厚くなることで起こります。生理痛、生理不順、生理過多、不正出血などの症状があります。これが続くと体の倦怠感や貧血を併発します。
ダイエットに良いからと言って食べすぎるのは考えものですね。
実は納豆の食べ過ぎによるリスクはこれだけではありません。男性も注意しないとこうなるかもしれませんよ。
下痢や嘔吐になる恐れ
納豆に含まれる「セレン」という酵素の過剰摂取により、下痢や嘔吐を引き起こすかもしれません。さらに摂取を続けると頭痛、手足のしびれ、脱毛、爪の変形などの症状が現れてきます。
「セレン」とは抗酸化酵素の成分で甲状腺ホルモンを活性化させる働きを持っており、免疫力を高めたりがんの予防に効果があります。
一方で元々は毒性があるとされてきた元素であるため、過剰摂取による健康被害もあるのです。
さて、実はリスクはこれらだけではなく、納豆菌そのものにもこんな意外なリスクがあったんです。
逆に腸内環境を悪化させる事がある
納豆菌を体内に取り込みすぎることで逆に腸内環境を悪化させることがあります。
腸内の納豆菌が増えすぎると乳酸菌などの腸内常在菌を駆逐してしまい、結果として腸が正常に働かなくなってしまいます。ツイッターの投稿を見てみましょう。
今朝方、腹痛に倒れまして病院に来ました。笑えない事に納豆菌が増えすぎて腸が動いてないと診断されました。納豆腐はやり過ぎに気を付けよう。人体実験者からの忠告だお! pic.twitter.com/G7b4w7KUPt
— 3104 (@wetterfish) October 5, 2017
このような健康被害が出ないためにはどうしたら良いんでしょうか?
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偏りすぎた食生活は改善しよう
納豆を含め、一回の食事で様々な食材をバランスよく摂取することが健康を害さないための一番の方法です。
納豆が太りにくく健康に良いからと言ってそればかり食べているのは問題です。逆に健康に悪影響が出てしまいます。
バランスの良い食事とは主食、主菜、副菜が揃った食事のことです。
主食とはご飯やパンなどの炭水化物を中心としたものを指します。主菜とは肉や魚などのタンパク質中心のおかずのことです。副菜とは野菜、海藻、きのこ類など、ビタミンや食物繊維を含む料理です。
これらに加えて1日1回程度の乳製品や果物を摂取することが望ましいとされています。
納豆はこの中では副菜にあたります。主食や主菜を無視して副菜ばかり食べていたのでは体調も崩すのは分かりますよね。
ちなみに納豆は発酵食品ですが、「発酵」と「腐敗」の違いもチェックしてみませんか?
まとめ
いかがでしたか?一時は納豆ダイエットも大流行して、納豆が太りにくいというのは何となく知っていました。でも食べ過ぎでこんなにいろんな悪影響があるなんてとても意外な気がしました!
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 納豆は太りにくい食材です。
- 納豆に含まれるビタミンB1、B2、食物繊維が太りにくい原因となっています。
- 逆に食べすぎることで健康を損なう恐れもあるため、1日2パックに留めましょう。
- 女性は子宮内膜増殖症という病気のリスクがあります。
- 下痢や嘔吐などを引き起こす恐れがあります。
- 逆に腸内環境を悪化させる恐れがあります。
- バランスの良い食事を心がけるのが健康のためには一番です。
納豆ダイエットをしている人も、1日3パック以上食べることはやめたほうが無難そうです。今日も納豆を食べて元気な1日を送りましょう!
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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