朝顔は正しい育て方をすれば小学生でも花をつけ、種まで収穫できる簡単な植物として重宝されています。
小学校1年生や2年生のうちからこうしたことをさせるのは、家庭内での子供自身の役割を明確にすることで家族の一員としての自覚を育てることにも繋がるんですよ。
さらに自分がまいた種から芽が出たとかきれいな花を咲かせた時の感動は、情操教育としてとても大きな意味を持ってきます。命を大切にする優しい人間に成長するきっかけになるんですね。
でもうちの子は飽きっぽくてすぐに放り出しちゃうって?大丈夫、きちんとした手順で教えてあげればきっと毎日の世話をするようになりますよ。
そんな朝顔の育て方を紹介していきます。今回の記事では年間のスケジュール、準備する物、種まき、本葉をつけるまでを紹介していきます。
それではぜひ最後までお付き合いくださいね。
朝顔の育て方!小学生が毎日実践できる方法
朝顔を育てる方法で、小学生が毎日実践できる方法を紹介していきます。
小学生といえば様々なことを覚えて興味の対象がいろいろと移り変わり、一旦始めたことも三日坊主で終わってしまう事がよくあるもの。
そんな小学生でも毎日行って種まきから片付けまでを完遂できればすごい達成感と成功体験から自信をつけて、その後の成長に大きな意味を持ってきますよ!
それではまずは年間のスケジュールから入り、次に準備する物、そして個々の具体的なやり方へと見ていきましょう。
種まきから種の収穫、後片付けまで年間スケジュール
朝顔の年間スケジュールは次のとおりです。
- 5月上旬~6月上旬 種まき
- 6月中旬~7月上旬 支柱とネット作成
- 7月上旬~7月下旬 摘心
- 7月、8月 施肥、病気・害虫対策
- 9月上旬~10月上旬 種の収穫、片付け
概ねこのようなスケジュールで推移していきます。年間スケジュールといっても実際には1年のうち5ヶ月間くらいです。さらに順調に育っていけば7月、8月の病気、害虫対策は必要ない場合もあります。
これら以外で子供にやらせることは毎日の水やりだけです。これは起床後や帰宅後に毎日行って習慣化して行きましょう。
最初は忘れたりサボったりするかもしれませんが、1ヶ月ほどで習慣化することができるでしょう。
さて、続いては朝顔を育てるために必要な物を紹介していきます。
準備する物一覧
朝顔を育てるにあたって準備しておきたい物をご覧下さい。ここで紹介する物品は全てホームセンターや園芸店で購入する事ができます。
まずは最初のステップで必ず必要になる物です。
- 朝顔の種
- 肥料
- スコップ
- 小さめのタッパー
- キッチンペーパーなど
庭があってそこで育てる場合にはこれだけ揃えておけば本葉をつける頃までこれで十分でしょう。
またベランダなどでプランターを使い育てる場合にはさらに次の物が必要になります。
- プランター
- プランター用の土
プランターの土は、肥料を配合してある物を選べば前述の肥料は不要です。
そして本葉が2~3枚になってきたら次の物が必要になります。
- 支柱
- ネット
- ガーデニング用はさみ
支柱とネットは家庭にある棒やビニール紐で代用することもできますが、作るのが面倒な場合は購入しましょう。
続いては各段階に行うことを解説していきます。
種まきの方法
種まきはゴールデンウィーク明けに行うのが良いでしょう。ただし、いきなり種を土に植えるのではなく事前の準備が必要です。
まずは事前に準備したタッパーにキッチンペーパーを敷き水を入れ、そこに育てようと思う朝顔の株の4倍程度の種を置きます。3株の朝顔を育てたいなら12個という具合ですね。
タッパーに蓋をして、直射日光が当たらず気温の変動が少ない所に置きます。日中は15度~20度程度で安定している場所を選びましょう。キッチンのシンクの下や玄関の靴箱などがいいですね。
種の殻をヤスリなどで削る方法もあります。しかし小学生が行うにはやや難しく、正しくない場所を削ったり指をケガしたりする事もあります。上記の方法でもちゃんと発芽するのでご心配なく。
放置しておくと2~3日程度で白い根が出るようになります。3日たっても根が出ないものは諦めて捨てましょう。
根が出た物は根を下にして植え付けをします。
指を土に押し込んで深さ2cmほどの穴を作ります。穴と穴の間隔は15cmほど開けます。
そして同じ穴に2~3個ずつ種を入れます。この時に出た根を下にして植えることを忘れないようにしましょう。
種を入れたら上から土をかぶせ、手で上から軽く叩いておきます。その後じょうろで水をかけておきましょう。
これらのプロセスもまずは親がやってみせ、そして子供に同じようにやらせてあげるのがいいですね。
その後、土が乾かないように毎日2回、朝と夕方に必ず水をやるようにしましょう。ここから習慣化を始め、叱ることなく小学生の子供が毎日世話をするように促していきましょう。
芽が出てから本葉がつくまで
種を植えてから1~2週間ほどで芽が出始めて双葉が付くようになります。この時には次のことをしましょう。
- 同じ場所に植えた物でもっとも元気そうな株を残し、後は引き抜く(間引き)
- 芽が出ても種の殻がうまく外れない場合にはそっと殻を外してやる
ちょっと可哀相な気もしますが、間引きは元気な株を育てるために必要な手順です。子供にやらせる場合には、間引いた株のことより残した株をこれから大切に育てるように意識付けをしてあげましょう。
また、芽が出ているのに殻を被ったままの場合は手で殻を外してやる必要があります。濡れたティッシュを上にかぶせて2時間ほどおき、双葉を傷つけないようにそっと外してやりましょう。
こうしたことも難しそうだからと親が手を出すのではなく、やり方を教えて子供にやらせてあげましょう。
成功すれば良し、失敗したとしてもそれは必要な経験だと割り切って暖かく見守ってあげましょう。
芽が出てから1週間ほどで本葉がつき、その後さらに1週間ほどで本葉が5~6枚になります。この辺りが次のステップである摘心のタイミングです。長くなりましたので摘心以後は次の記事をご覧下さい。
まとめ
いかがでしたか?小学生にもできる朝顔の育て方、まずは準備から本葉をつけるまでについて紹介しました。
本葉をつけてから後片付けまでについてはこちらの記事で紹介していますので続けてご覧下さい。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 小学生にできる朝顔の育て方で準備から本葉をつけるまでを紹介しました。
- 事前に用意する物を紹介しました。ホームセンターなどで購入しましょう。
- 種まきのコツを紹介しました。
- 発芽から本葉をつけるまでに必要なプロセスを紹介しました。
続いての記事もぜひご覧いただき、子供に命の大切さを教えてあげましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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