3月11日は日本人の記憶にまだ新しいあの東日本大震災が発生した日です。
この日、地震や津波の被害で尊い命を失われた方に対して黙祷を捧げる機会があります。時間が分からない方のために、何時に行われるのかをご紹介していきます。
また黙祷を捧げる方角や黙祷の仕方、注意すべきマナーについても合わせてご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
東日本大震災の黙祷の時間!
東日本大震災の黙祷の時間は次のようになっています。
- 午後2時46分から1分間
これは、内閣総理大臣から国民に対する要請という形でこの時刻に定められています。
2011年3月11日午後2時46分に東日本全域を巨大地震がおそいました。東日本大震災です。
この未曾有の災害の教訓を忘れないためにも、毎年3月11日には追悼式典が内閣府の主催で行われ、その中で前述の時刻に黙祷が捧げられます。
これに合わせて、前述したように内閣総理大臣からの要請を受けて日本国民が一つとなって黙祷を捧げ、3.11の巨大地震とその後の津波による犠牲者を追悼します。
東日本大震災の黙祷の方角は?
東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げるのに特定の方角や方向は決められてはいません。
ただ、黙祷に協力をしようという志の高い方はやはり方角も気になる物でしょう。もしそうならば、最も被害が甚大だった福島県の沿岸地域の方向へと向かって黙祷を捧げるのが良いでしょう。
東日本大震災は被害を受けた地域が広大なため、体を向ける一点に定めることは難しいのです。だから一般的な礼儀として福島の沿岸地域の方向が無難でしょう。
福島県は東北地方でも南の方に位置しています。ですので、北海道や青森などからはほぼ真南になります。東京を中心とした関東地方のからはほぼ真北です。長野や静岡から西の東海、近畿、四国、九州の各地方からは北東の方角になります。
あなたがいらっしゃる場所ごとに、概ね福島方面に向けていればいいわけです。もちろん、ご親戚やお知り合いが被害に遭われたのならそちらに向かって黙祷を捧げるということでもいいですね。
東日本大震災の黙祷の仕方
東日本大震災に限らず、黙祷のやり方は次のような物です。
- 決められた時刻から終わる合図があるまで
- 立ち止まり静かにして
- 祈りを捧げる
この3点だけ守っていれば、他はどのようなやり方でも構いません。手を合わせても、地面にひれ伏しても、天を仰いでも、頭を下げても、どんな方法でもいいので哀悼の意を表現しましょう。
黙祷は特定の宗教の作法にのっとった物ではありませんので、どんな信仰を持つ人でも参加できます。
また、祈りを捧げる対象はご自分の信仰する神様でもいいし、災害の犠牲で無くなった方でも、あなたのご先祖様でも構いません。
更に書くなら、黙祷は誰かに強制をされて行う物ではありません。そのため、黙祷に参加するのも参加しないのも各自の考えに基づいて行えば良いのです。
ただし参加しない場合であっても、声を出したり物音を立てて黙祷の邪魔をすることはマナー違反ですので注意しましょう。
こうした黙祷の時に気をつけておきたいことを列記しておきますので、心にとどめておいてください。
- スマホ、携帯電話をサイレントモードやマナーモードに切り替えておく
- 小さな子供にも参加をさせるのなら、黙祷の意義と作法を事前に教えておく
- 赤ちゃんや子供が声を上げても慌てない。あやしながら心の中では黙祷を続ける
- 黙祷している人の邪魔をしない
- 途中でやめない。合図があるまで
- お経や聖典の文言などを声に出して唱えない
まとめ
いかがでしたか?
3.11が近づくとまだあの時の記憶が生々しく蘇る人も多いと思います。心の痛みを分かち合い、犠牲となられた方に哀悼の気持ちを表したい物ですね。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 東日本大震災の黙祷の時間は午後2時46分から1分間です。
- 黙祷の方角は決まって這いません。一般的な礼儀としては福島県方面が無難でしょう。
- 黙祷の仕方や注意点などをご紹介しました。
地震大国である日本はこうした災害が起こる物と考え、過去の震災を教訓にして日頃の備えをしておきましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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