梅雨時や台風が近づいているとき、湿度が高いと余計に蒸し暑い気がしてイライラしちゃいますね。
加えて物理的に気温まで高いと、人によっては息苦しいと感じるほど不快な感じは高まってきます。
同じ気温でも湿度が高いほど暑いのは不思議ですね。このように湿度が高いときにはなぜ暑いと感じるんでしょうか?
この記事ではこうした疑問への答を大解説してきます。
もちろん、この様に暑いときや息苦しいときの対策も合わせて紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合い下さいね。
湿度が高いと暑いのはなぜ?
湿度が高いと暑く感じる理由はズバリ、汗が蒸発しにくい環境だからです。
このことをもう少しポイントを抑えて箇条書きすると次のようになります。
- 湿度が高い=空気中に含まれる水分が多い=汗などが蒸発しにくい
- 水分は蒸発するときに周囲の熱を奪っていく
- 体についた汗が蒸発しにくい=体温が体に残ったままなので暑く感じる
ざっと以上の理由で湿度が高いときには暑いんですね。
蒸し暑いときの汗ってベトベトと体にまとわりつくようで気持ちが悪いですよね。これは体から出た汗が蒸発しないで皮膚の表面に残っているからです。
なぜ蒸発しないかというと、蒸し暑いときには既に空気中に多くの水分が含まれているため、それ以上の蒸発はしにくいんですね。
すると体温を下げる汗の効果も十分に発揮されずに暑いままということです。
逆に、ドバイなど砂漠の国では気温が40度を越えることもあるのにそれほど暑くは感じません。
なぜなら、空気が乾燥しているために体から出た汗がどんどん蒸発することで皮膚の表面から体温を奪っていくからです。
こうした環境では皮膚の表面に汗が残らないので、蒸し暑い日本の夏のようにベトベトした気持ち悪さもありません。
始めて訪れる人などは、「気温は高いけど汗が出ない」なんて勘違いをするほどです。実は汗は出ているけどすごいスピードで蒸発しているんですよ。
湿度が高いと息苦しい理由
湿度が高いときに息苦しいのは、気候によるストレスからくる自律神経の乱れが原因とみられています。
梅雨、秋雨、台風が近づいている時などは連日の雨模様となります。このような天候の時に、人間は知らず知らず次のような多大なストレスを受けています。
- 高湿な空気によるジメジメ、ベタベタ感
- 低気圧によるからだのだるさや体調不良
- 日照時間が少ないことによる不快感
- 寒暖差が大きいことによる体への負担
このような天気が原因と思われるストレスを気象ストレスと呼びます。こうした気象ストレスがさらに自律神経の乱れを呼ぶため、気分が鬱々として時に息苦しさも感じるという訳ですね。
加えて、湿度が高いと言うことは空気中の酸素の量が少ないということでもあります。そのため、昼間であっても体が本能的にできるだけエネルギーを使わないようにする事となり、これも自律神経の乱れへと繋がっています。
このような息苦しさを感じるときには、38℃から40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりとつかることが最も効果的です。
自律神経を整えるにはリラックスすることが大切なので、他にも軽い体操やストレッチなどをして発散することなども良いですよ。
さて、この様に湿度が高いときは暑くて誰でも嫌なものです。こうしたイライラを吹き飛ばすような対策ってあるんでしょうか?
湿度が高いときの対策は?
湿度が高いときの対策をざっと箇条書きにすると次のようなものがあります。
- 除湿器を使う
- エアコンのドライ機能を使う
- 換気扇を回す
- ペットボトル入りの水を凍らせて部屋に設置する
- 観葉植物を外に出す
- お菓子の袋に入っているシリカゲルを使う
- 晴れている日に布団を干す
方法としてはこれだけのものが考えられます。もちろん複数を同時に行えば除湿の効果は高くなります。
中でも効果が最も高いのはやはり除湿器を使う事です。購入するのに手間もお金もかかりますが、蒸し暑いときにはてきめんですよ。
これらの方法がなぜ湿度の対策になるか、詳しくはこちらの記事で解説をしたのでご覧下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
湿度が高いだけで気分が滅入って何もする気になれないのは誰しも経験があることです。
そんな時は手軽にエアコンのドライでもオンにして、サッと気分を切り替えていきたいものですね。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 湿度が高いと暑いのは、汗が蒸発しにくいため皮膚の表面の熱がこもるという理由です。
- 湿度が高いと息苦しいのは、天候不順などのストレスから自律神経が乱れることによります。
- 湿度が高いときの対策をご紹介しました。
湿度が高いときもそうでないときも、いつも快適に生活をして行きたいものですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。