旅行のお土産をもらった時には当然、その場でお礼を言いますね。
でも郵送されてきたとか、くれた相手が出張中で直接お礼を言えない状況などもあります。こうした時にラインのメッセージでお礼を言うのってアリでしょうか?
また、ラインや手紙など文章でお礼をするとき、どんな文章にしたらいいのかかにを書いたらいいのか迷ったり、お返しをした方がいいのか気になったりしませんか?
今回の記事ではそんなあなたの疑問を一発解決!こうした場合の社会人としてのマナーを徹底解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
お土産のお礼はラインで大丈夫?
旅行のお土産へのお礼の方法は、お土産をくれた相手との関係性により異なります。
次のような人からお土産をもらったけどその場でお礼を言えなかったという状況で、LINEでのお礼はNGです。電話や礼状によりきちんとしたお礼をしましょう。
- 会社の上司
- 取引先の人
- 恩師や遠方の友人
特に取引先の人に対しては篤くお礼を述べておいた方がいいでしょう。
普段からビジネスの場で接していて気心が知れてきたと思い、軽い気持ちでLINEでメッセージを送ったことで失礼な奴と思われるかも知れません。それで取引を打ち切られたりしたら受けるダメージは計り知れません。
やはり目上の人や身内以外に対しては、こうしたことは十分な気遣いをするのが社会人としての礼儀というものでしょう。
これに対して、LINEでも大丈夫な相手は気心が知れている次のような人たちです。
- 親子、兄弟、近しい親戚などの親族
- 友人や親しくしているご近所の人
- 会社の同僚
ただし、こうした人に対してもラインなどでお礼のメッセージを送るのはお土産を直接受け取らなかった場合です。
お土産を直接受け取る場合はその場でお礼を言うのが普通です。その場でお礼をしたのに後で改めてラインなどのメッセージを送るのはくどくなるので必要ありません。
礼状や電話のタイミング
お土産に対する礼状や電話のタイミングは、お土産を受け取ったらすぐにするのが礼儀です。次のことを心がけましょう。
- 電話は受け取ったその日のうちに一度はかける。繋がらなければ後日再び電話をする
- 礼状は投函をその日のうちに終わらせる
このようにすることで、たとえ電話が繋がらなかったりしても「すぐにお礼を言おうとしたのだな」という事が伝わり、あなたへの信頼度が高まります。
上司は毎日のように職場で顔を合わせるので、礼状より電話の方がいいでしょう。でもやはり「どうせ明日会うんだから」などと考えずに、すぐに電話をするのが礼儀です。
逆に絶対にやってはいけないことは次のような事です。
- 他の用事で電話をしたついでにお礼を述べる
- 日数が経過してから礼状を出す
こうしたことは大変に失礼な行為に当たるので厳禁です。特に電話のついでにお礼をするなどは極めて無礼で、相手の気分を大きく損ないます。お礼の電話はそれだけの目的でかけることを心がけましょう。
お土産のお礼の例文!
お土産のお礼を出す時の例文を、相手別にご紹介していきます。ポイントは、文章の中にお礼とお土産の感想を盛り込むことです。
まずは取引先の人に礼状を出す場合です。
◯◯様
残暑の候、貴社におかれましてはますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。(時候の挨拶)
このたびは、お心づくしの品をいただき誠に有難うございました。(お礼)
いただきました◯◯は、早速◯◯部の皆で分けることとしました。上品な味わいの中に秋の気配が感じられ、季節の移ろいに思いをはせながら美味しくいただきました。(感想)
暑さと涼しさが繰り返し訪れる日々、どうかお風邪など召されませぬようご自愛くださいませ。(相手の体への気遣い)
まずは書中をもちましてお礼申し上げます。(再びお礼)
令和◯◯年◯月◯日
◯◯株式会社◯◯部 ◯◯◯◯(氏名)
続いては親しい人にラインでメッセージを送る時の例文です。
ラインのメッセージでお礼をするのは気心が知れた相手ですのでこの程度の軽い物でいいでしょう。ただ、丁寧なお礼とお土産の感想はやはり盛り込みましょう。
お土産のお礼にお返しは必要?
お土産をくれた相手との関係にもよりますが、一般的に遠くないうちに何らかのお返しをした方がいいでしょう。これを怠ると「お返しもできない非常識な人」という烙印を押されかねません。
お返しの品をすぐに購入して渡す必要はありません。お土産をいただいたことを覚えておいて、旅行の機会があればいただいたのと同程度のお土産を渡せばOKです。
近いうちに旅行の機会がなければ、実家から贈られてきた野菜や果物とか、いただき物のお裾分けなどという形で用意してさり気なく渡すようにしましょう。
もっとも、会社の上司や同僚などはきちんとお礼を言って終わり、というパターンも珍しくはありません。ただし、旅行の際のお土産はお互い様の話です。旅行に出かけたらお土産を渡す気遣いは普段から心がけておきましょう。
お土産を渡す際にも気遣いが必要です。こちらの記事からチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
面倒に感じられるような心遣いも、社会人としては身につけておかなければいけない大切なマナーです。互いに気持ちよく過ごせるように気遣いを持ちたいものですね。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- LINEでお土産のお礼をするのがNGなのは会社の上司や取引先の人などです。
- 逆にLINEでもOKなのは親族、ご近所の人、同僚などです。
- 礼状や電話はできるだけ早くしましょう。
- お礼の例文をご紹介しました。
- 自分の旅行のお土産や実家からの仕送りのお裾分けなどでさり気なくお礼をしましょう。
スマートな気遣いができる素敵な社会人と認められてハッピーな毎日を送れると素敵ですね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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