休日や年末年始は家族旅行やコンサート、レジャー等の楽しみに費やす人が多い中、移動手段を考えるのも楽しいものです。
車は気を遣わなくて済むけど運転する人は疲れる。最近格安も出回っている飛行機は空港まで、または空港からの移動手段が限られてくる。
そこで最も多くの人が考えるのが電車です。特に新幹線は本数も多く在来線との乗り換えも考えられているため、旅行の足としてはとても便利ですよね。でも料金の高さという難点もあります。
そこで、新幹線の料金が少しでも安くなる方法がないかを調べてみたら、これがあるんですね、いろいろと!以下に調べた結果をまとめてみましたのでご覧下さい。
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どれが一番良い?新幹線の格安チケット・サービス
調べてみると、一言で格安チケット・サービスと言っても内容や制限がいろいろとあり、「これが一番!」と決めるのは簡単ではありません。そんな訳で、利用状況別の一番を決めてみました。
- 制限があってもとにかく安く済ませたい → 「ぷらっとこだま」が一番!
- 利用する日時が決まっていない、または急な出張 → 「EX-ICサービス」が一番!
- 事前予約したいけど予定が変わるかも知れない → 「EX早得」が一番!
ぷらっとこだまの料金と特徴
以下、ぷらっとこだまの料金です。ビックリしますよ。
ぷらっとこだま
- 東京・品川 → 名古屋 通常期8,300円、繁忙期9,500円(グリーン席は各9,300円、10,500円)
- 通常料金より通常期で-2,790円、繁忙期で-1,790円(グリーン席は各-5,380円、-4,180円)
- 東京・品川 → 新大阪 通常期10,500円、繁忙期12,000円(グリーン席は各12,000円、13,500円)
- 通常料金より通常期で-3,950円、繁忙期で-26,50円(グリーン席は各-4,780円、-5,730円)
東京から新大阪までグリーン車に乗ると、なんと通常料金の42%値引き!このサービスだけ特に制約が多いため、利用条件を列記します。
- 旅行会社が企画するツアーの一種で、JR東海ツアーズ、JTBで取り扱っている。
- 前日までの予約が必要。上記の窓口では前日まで、電話では2日前まで、ネットでは5日前まで。
- 利用できるのは新幹線こだまの指定席で東京から新大阪の区間だけ。
- 東京、品川、新横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪でだけ乗車下車でき、予約で指定した駅以外での乗車下車はできない。
- 途中乗り換えできない。
- 予約後の変更はできない。キャンセルは10日前まで、それ以後はキャンセル料が発生する。
これらを総合したぷらっとこだまの特徴は以下の通り。
- とにかく安い。最安で東京・品川-新大阪間の約42%ダウン。
- 駅構内キオスクで使えるワンドリンク引換券付き
- 移動には時間がかかっても良いのでお金を節約したい人に向いている
- 利用日時がハッキリ決まっている人向け
ぷらっとこだまについては別記事に詳しく書きました。リンクをご覧下さい。 → ぷらっとこだまの予約はいつから可能?一ヶ月以上前から予約する方法
これ以外にも、JR東海ツアーズをはじめ各旅行会社でホテル宿泊と新幹線がパックになったツアーを売り出していますので、興味のある人は検索してみてください。
格安チケット販売店の料金と特徴
正直、JRが「エクスプレス予約」のサービスを始めた今となっては格安チケット店はそれほどメリットがあるとも思えませんが、比較のために記載しておきたいと思います。
続いて、格安チケット販売店の料金をご覧下さい。
格安チケット
- 東京・品川 → 名古屋 通常期10,450円 繁忙期10,600円
- 通常料金より通常期で-640円、繁忙期で-690円
- 東京・品川 → 新大阪 通常期13,650円 繁忙期13,840円
- 通常料金より通常期で-800円、繁忙期で-810円
- 東京・品川 → 広島 通常期18,100円 繁忙期18,100円
- 通常料金より通常期で-980円、繁忙期で-1,180円
- 東京・品川 → 博多 通常期22,950円 繁忙期23,150円
- 通常料金より通常期で-1,150円、繁忙期で-1,350円
割引率もぷらっとこだまほどではありませんが、以下のような特徴があります。
- ほとんどが指定席である。
- 8/11から8/20の期間に利用できる商品は扱っていない。
- 割引はそれほど大きくはなく、ランチ代くらいの節約になる。
- 駅前に店舗があることが多く、突然の旅行でも利用できる可能性がある。
- 売り切れている事も多いので、購入できたらラッキー程度に考えた方がよい。
- 大都市の駅発着のチケットは販売している可能性が高いが、そうでないものは期待できない。
- 下記のEX-ICサービスの当日予約が取れなかった時は利用する価値があるかも。
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エクスプレス予約(EX-ICサービス)の料金と特徴
続いて、エクスプレス予約(EX-ICサービス)の料金をご覧下さい。
EX-ICサービス
- 通常期、繁忙期の区別がない。
- 東京・品川 → 名古屋 10,110円
- 通常料金より通常期で-980円、繁忙期で-1,180円
- 東京・品川 → 新大阪 13,370円
- 通常料金より通常期で-1,080円、繁忙期で-1,280円
- 東京・品川 → 広島 17,650円
- 通常料金より通常期で-1,430円、繁忙期で-1,630円
- 東京・品川 → 博多 21,320円
- 通常料金より通常期で-1,630円、繁忙期で-1,830円
以下、EX-ICサービスの特徴です。
- JRの格安サービスの一種で、事前に会員登録が必要。
- 全て指定席で、予約数に制限がある。
- 通常期と繁忙期で価格の変動がない。
- 当日予約も可能だが、満席のリスクもある。
- 発車直前まで予約の変更可能だが、払い戻し手数料がかかる場合がある。
急な出張等で新幹線を利用する事が多い人は会員登録をしておくと、スマホ等からでも予約ができて便利ですね。
エクスプレス予約(EX早得)の料金と特徴
最後に、同じエクスプレス予約でもEX早得の料金です。
EX早得
- 通常期、繁忙期の区別がない。
- 東京・品川 → 名古屋 9,770円
- 通常料金より通常期で-1,320円、繁忙期で-1,520円
- 東京・品川 → 新大阪 12,340円
- 通常料金より通常期で-2,110円 繁忙期で-2,310円
- 東京・品川 → 広島 15,940円
- 通常料金より通常期で-3,140円、繁忙期で-3,340円
- 東京・品川 → 博多 19,850円
- 通常料金より通常期で-3,100円、繁忙期で-3,300円
紹介した中ではぷらっとこだまに次ぐ値引きが嬉しいサービスです。以下の特徴があります。
- のぞみの指定席、グリーン席のみ利用できる。
- EX-ICサービスと同様、事前会員登録が必要。
- 3日前までの予約が必要。
- 年末年始、ゴールデンウィークやお盆などの繁忙期には利用できない。
遠方への出張が事前に分かっている場合はこのサービスがお得でしょう。
まとめ
以下、それぞれのサービスの特徴を簡単なまとめにしておきます。
まとめ
- ぷらっとこだまは最も安いが東京から新大阪までの区間だけで、他にも制約が多い。
- 格安チケット販売店は利用しやすいが、割引率はそれほどでもなく売り切れのリスクもある。
- EX-ICサービスは当日でも予約可能で変更も直前までできる。事前会員登録が必要。
- EX早得は値引がぷらっとこだまに次いで大きいが、繁忙期は利用できない。
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