私がまだ13歳、中学1年の頃のことです。英語の授業で先生から「自分の誕生石って知ってる?」という質問があり、指名をされました。
突然のことでパニックになり、咄嗟にこう答えました。
「え~っと、べ、ベッコウ?」
もちろんベッコウは宝石ではありません。私は3月生まれなので、誕生石はアクアマリンです。赤っ恥をかきました。
ところが最近調べてみて、月によっては複数の誕生石があることを聞いて仰天したんです。実は6月がそうなんですよ。
では6月の誕生石は何だろう?それぞれが持つ意味や効力とは?どんな風に贈れば喜ばれる?などなど、気になる疑問をリサーチしてみました。ぜひ最後までお付き合いください。
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6月の誕生石は3つある
6月には誕生石が3つあります。
- パール(真珠)
- ムーンストーン(月長石(げっちょうせき))
- アレキサンドライト(金緑石(きんりょくせき))
同じ月に3種類も誕生石があるなんて、あなたはご存知でしたか?私は調べて初めて知ってとても驚きました!
ところで宝石、貴石にはそれぞれ「石言葉」があります。またパワーストーンとしても各々異なる効力を持っていると言われています。
それぞれの石の言葉と効力はどんなものだと思いますか?
パールの石言葉と効力
- 石言葉 「純潔、健康、長寿、品格」
- 効力 若さを保つ、トラブルを遠ざける、妊娠・出産のお守り
パールの歴史は古く、日本では日本書紀や古事記にも名前が見られます。また魏志倭人伝には倭国から魏へ5,000個の真珠が献上されたとの記述もあり、中国でも珍重されていた事が分かります。
宝石としての貴重さもさることながら、美容を保つ秘薬として用いられていたこともあります。中国は清王朝の時代に実権を握っていた西太后という女性は、美容のために砕いたパールの耳かき一杯分を毎日飲むことを習慣にしていました。
ムーンストーンの石言葉と効力
- 石言葉 「恋の予感、健康と幸運、純粋な愛、母性本能、悪魔払い、女性らしさ」
- 効力 女性らしさや感受性を高める、ストレス緩和と情緒の安定
ムーンストーンは月の力を内部に宿すと言われる神秘的な石です。青白く、そして柔らかな輝きは「シラー(schiller)」と呼ばれ、古く1世紀頃から月光に例えられてきました。
当時のインドでは、満月の夜にムーンストーンを口に含んで祈ると月の力によって恋愛が成就すると信じられていました。
色合いは一様ではなく、ブルー、シルバー、ゴールド、ブラック、ホワイト、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンクのムーンストーンが存在します。
アレキサンドライトの石言葉と効力
- 石言葉 「秘めた思い、魅力、叡智、自立」
- 効力 魅力や才能を引き出す、気持ちの転換、運勢の切り替え
二種類の光を放つと言われ、二面性に関する効力を持つ石です。
歴史は意外に新しく、1834年にロシアのウラル山脈にあったエメラルド鉱山から採掘されました。当初はエメラルドと思われていましたが、昼と夜で異なる輝きを放つことから希少性が認められて別の石と見なされました。
当時のロシア皇太子アレキサンドル二世が成人した日に皇帝ニコライ二世に献上されたことから、皇太子の名前にちなんでアレキサンドライトと名付けられました。
このように6月には3つの誕生石があるわけですが、メチャクチャなタイミングで頓珍漢な贈り物をしたら台無しですよね?
では誰に、どの石を、どんな風に贈るのが良いんでしょうか?
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こんなプレゼントにしたら喜ばれる
宝石をプレゼントする時はとにかく渡せばいいというものではありません。
石にはそれぞれ異なる意味や希少性があるため、プレゼントをするタイミングやどんなアクセサリーにするかが異なってきます。
それぞれの石はこんなタイミング、こんなアクセサリーでプレゼントするとにすると良いですよという事を下にまとめました。
フォーマルな場面でもOKなパール
パールは知り合いの結婚式や子供の卒業式などフォーマルな場面のアクセサリーとしても認められているため、応用できる場面がとても多い重宝な宝石です。
定番はネックレス、ブレスレットにして贈ると喜ばれます。夫から妻への誕生日のプレゼントとしては最適じゃないでしょうか?
まだ学生で予算も程々の人は、イヤリングやピアスにして彼女や思いを寄せる女性へのプレゼントにすることもできます。
またコサージュにすればお祝いの席でのフォーマルドレスに合わせて身につけたりもできますよ。
ムーンストーンは結婚○年目に
ムーンストーンは結婚13年目の記念日に夫から妻へと贈る宝石となっています。6月に結婚記念日の人には最高のプレゼントですよ!
金のブレスレットやネックレスなどにあしらうと、その不思議な色合いが一層引き立つため喜ばれるプレゼントになります。
予算も10,000円程度から30,000円程度で購入可能で、ちょっと中途半端な13年目という結婚記念日のプレゼントとしてはちょうどいいのではないでしょうか。
ちなみに結婚13年目は「レース婚式」と呼ばれ、レースでできたものを贈るのも定番となっています。
アレキサンドライトは色が変わる
アレキサンドライトは日中と夜で色が異なるため、クリスマスのプレゼントにすると大いに盛り上がること請け合いです。
なぜなら、陽の光の下では緑色に輝き、ロウソクなど夜の弱い照明の下では赤く輝くからです。そう、まさにクリスマスカラーをこの宝石一つで演出できるんですね。
石言葉にも「秘めた思い」というものがあります。好きな女性に告白する時に使えるかもしれません。
すでにお付き合いしている彼女が6月生まれなら、魅力を引き出すパワーストーンとしての効力を強調してプレゼントすれば喜んでもらえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?あなたの疑問解消のお役に立てたでしょうか?
3つとも6月の誕生石としてとても魅力的な石言葉やパワーストーンとしての効力、それぞれのエピソードなどがありました。
彼女や妻に、誕生日や結婚記念日の贈り物の候補として考えてみたらいかがでしょうか?
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