夏至が近くなると日照時間が長くなって、日が昇るのも早くて目覚ましがなる前に自然に起きてしまうことが多くなりませんか?
私もたまたま早く目が覚めてしまった時に、まだ4時なのにもう薄明るい事もあって驚くことがよくあります。
逆に夕方には7時になってもまだまだ明るかったりして、ちょっと得をした気分になったりもします。
でも、夏至の日の長さでは北海道の人が一番得をしているって知ってました?
「え?日照時間って場所によって違うの?」と思った人にはぜひ読んで欲しいと思います。図解付きで解説をしてみました。
夏至の日照時間はどのくらいか?場所によってどのくらいの差があるの?冬至の日照時間は?差ができるのはなぜ?などなど、気になる疑問をリサーチしてみました。
是非最後までお付き合いくださいね。
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夏至の日照時間はこのくらい
夏至の日にあたる6月21日前後の各地の日照時間はこのようになりました。札幌、東京、大阪、那覇の日の出、日の入り、日照時間を表にしてみました。
都市 | 日の出 | 日の入り | 日照時間 |
札幌 | 3:55 | 19:18 | 15時間23分 |
東京 | 4:25 | 19:00 | 14時間35分 |
大阪 | 4:45 | 19:14 | 14時間29分 |
那覇 | 5:35 | 19:25 | 13時間47分 |
札幌と那覇では1時間30分程度も日照時間に差があることが分かりました。夏至の頃は北に行くほど日照時間が長くなるんですね。
こうなるとついでに冬至の日照時間も知りたくないですか?もちろん調べてみました!
冬至の日照時間はこのくらい
冬至の日にあたるのは12月21日前後です。夏至と同様に4つの都市について調べてみました。
都市 | 日の出 | 日の入り | 日照時間 |
札幌 | 7:03 | 16:03 | 9時間00分 |
東京 | 6:47 | 16:31 | 9時間44分 |
大阪 | 7:01 | 16:51 | 9時間50分 |
那覇 | 7:12 | 17:42 | 10時間30分 |
札幌での日照時間は6時間以上も短くなり、南にある那覇では3時間17分短くなることが分かりました。
都市間の比較では、札幌と那覇の間ではやはり1時間30分の差がありました。
でもよく見ると面白いことに気づきませんか?
そう、夏至とは逆に南のほうが日照時間が長くなるんです。また南に行くほど夏至と冬至の差がなくなることも分かりますよね。
なんでこうなるの?って思いました?続いてその理由を解説していきます。
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夏至と冬至の日照時間の図解
夏至では北の日照時間が長くなり冬至では逆になる理由は、地球の自転軸(地軸)が地球の公転面に対して90度ではないことからきています。
赤道に近いほど夏至と冬至の日照時間の差が小さく、離れるほど差が大きくなることも同じ理由からきています。
下の図のように、地球は1年を掛けて太陽の周りを1周回ります。これを公転と言います。その公転する面に対して地軸はおよそ23.4度傾いています。
夏至の頃の地球の部分を拡大すると下のようになります。
地球は地軸を中心にコマのように回っています。これが自転です。そのため陽の光が当たる場所が時間によって変わり、日本も朝が来て日が高くなり、やがて夜の場所へと突入していきます。
陽の光の当たり方に対して地軸が傾いているため、夏至の頃は北極に近い場所ほど昼の場所にとどまっている時間が長くなるんですね。
そのため北極とその付近では一日中日が暮れない「白夜」の状態になります。逆に南極では一日ずっと日が昇らない「極夜」の状態となります。
一方、冬至のころはこのような状態になっています。
ちょうど夏至の頃と左右逆転の形になっています。北半球にある日本では日照時間が短く、南に行くほど長くなります。もちろん南極とその付近では白夜となり、北極では太陽を見ることができない極夜の日が続きます。
北半球ではフィンランドなどの北欧諸国やアメリカのアラスカ州などで、南半球では南極大陸の大半で白夜と極夜を体験することができますよ。
まとめ
いかがでしたか?あなたの疑問解消のお役に立てたでしょうか?以下にまとめておきます。
まとめ
- 夏至の日照時間は東京で14時間35分です。
- 冬至の日照時間は東京で9時間44分です。
- 夏至は北に行くほど日照時間が長くなり、冬至では南ほど日照時間が長くなります。
- その理由は地軸が傾いていることにあります。
- 赤道に近いほど夏至と冬至の差が小さくなるのも同じ理由です。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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