6月になると曇りや雨の日が多くなる一方で、時々顔を覗かせる太陽の日差しもどんどん強くなっていきます。
この時期に気になるのが日焼けです。特に紫外線は曇りの日のほうが強いなんて噂も聞こえてきます。
あなたも日焼けをしてシミやシワを作るのは嫌ですよね?
でも一方で雨の日なら日焼けをすることはないから大丈夫、と思っている自分もいます。
そこで調べてみました。果たして曇りや雨の日には紫外線は届いているのか?日焼け止めの選び方って?肌が弱い人はどうしたらいい?帽子や日傘で防げるの?などなど、気になる疑問の答えがここにあります!
是非最後までお付き合いくださいね。
スポンサーリンク
曇りでも紫外線はこんなに強い
太陽から届く紫外線量は3月から強くなり始め、5~8月がピークとなります。
「でも6月は梅雨で曇りや雨の日が多いから日焼けはしないよね」と考えている人は要注意!
曇りや雨の日でも紫外線は意外と多く届いていて、日焼けによるシミやシワの原因を作っています。
- 薄曇りの日 晴天の90%
- 曇りの日 晴天の30~80%
- 雨の日 晴天の30%
この程度は紫外線が届いていると認識しましょう。
また、12月の晴天時と6月の曇天時を比べると紫外線の量はほぼ同じになります。
また、曇りの日に地表にまで届く紫外線は紫外線A(UBA)と呼ばれるもので、皮膚の奥まで届いてシミやシワの原因となります。
主に炎症を起こす紫外線B(UVB)は雲に遮られて地表までは届きにくいため「曇りの日は日焼けしない」と勘違いをしがちです。しかしUVAに晒された結果、お肌にシミができてしまう恐れもあります。
紫外線Aと紫外線Bの違いについてはこちらの記事を御覧ください。
⇒ 日焼けの仕組みを簡単に分かりやすく解説してみたよ!
やはり曇りの日でも紫外線対策はキチンとしてお出かけしましょう。ではどんな対策が有効なのでしょうか?
日焼け止めの選び方
曇りの日でも皮膚が露出する部分は日焼け止めを塗って外出することをおすすめします。でも日焼け止めってとても種類が多いので、何を基準に選んだら良いんでしょうか?
紫外線Aを防ぐにはPAの値で選ぶ
曇りの日に多い紫外線Aを防ぐ日焼け止めを選ぶ基準は、PAの値(+~++++)で選びます。次の一覧をご覧下さい(UVAPFとはUVA防止効果を数値化したものです)。
- PA+ UVAPF2~4=UVA防止効果がある
- PA++ UVAPF4~8=UVA防止効果が高い
- PA+++ UVAPF8~16=UVA防止効果が非常に高い
- PA++++ UVAPF16~=UVA防止効果が極めて高い
UVAPF2~4とは紫外線Aによる影響を1/2~1/4程度に抑えるという意味です。散歩や買い物程度の外出ならばPA+の製品でも十分ですが、炎天下で長時間スポーツをする場合はPA+++以上が必要になります。
でも自分は肌が弱いから日焼け止めはちょっと…と考えている人は、次のことを基準にした選び方もあります。是非続きを御覧ください。
肌が弱い人に向いている製品はコレ
肌が弱い人は紫外線吸収剤が入っていないものを選びましょう。
紫外線吸収剤とは、紫外線を皮膚に取り込んで化学反応を起こさせ、熱に変えて放出する成分のことです。具体的には次のようなものです。
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
メリットとしては伸びがよく、白浮きせず、サラッとしていることです。デメリットとしては刺激が強いため、肌が弱い人には向かないことです。
逆に肌が敏感な人に向いているのは紫外線撹乱剤が入った製品です。
これは酸化チタン、酸化亜鉛などの天然成分のことで、「吸収剤不使用」などと表示されています。
刺激は少ないですが、落ちやすかったり白浮きしやすいというデメリットあります。
これらのデメリットはこまめに塗り替えることでカバーすることができます。
用途や体質による使い分け
続いて用途や体質による製品の選び方です。
液体タイプ
液体タイプにはクリーム、ミルク、ローションなどがあります。クリームやミルクタイプは肌に密着しやすい一方で油分が多いため肌への刺激が強く、ローションは刺激は弱いですが落ちやすいのが特徴です。
パウダータイプ
液体タイプでは強すぎる人に向いています。お化粧の仕上げやファンデーションの代わりに使うこともできます。メイク直しの時に使うのが上手な方法ですね。
スプレータイプ
頭皮など、液体やパウダーでは塗りにくい箇所をカバーする時に使います。メインではなくあくまで補助的に使い分けましょう。
シートタイプ
こちらもメインではなく補助的に使うものです。外出時に持ち歩いて、お手洗いなどでサッと塗り直すことができます。
でも日焼け止めは塗り直したりしないといけないから面倒!帽子や日傘だけではダメなの?って思っていませんか?
スポンサーリンク
帽子や日傘だけでは不十分?
曇りの日でも帽子、日傘は必要です。しかし、帽子や日傘だけでは十分に紫外線を防げません。
紫外線は太陽から降り注ぐため上から来るものと思いがちです。しかし人体にあたる紫外線の10%は空気の乱反射、地面のアスファルト、建物のコンクリート壁などにより横や下からやってきます。
人体が浴びる紫外線のうち、市街地では10%程度、砂浜では20~30%、草地では10%以下は反射による紫外線だと言われています。
帽子や日傘でガードしているから大丈夫、と思っていたら実は大間違い。日焼け止めをキチンと塗って紫外線から皮膚を守りましょう。
まとめ
いかがでしたか?あなたの疑問解消のお役に立てたでしょうか?以下にまとめておきます。
まとめ
- 紫外線は主にUVAが曇りの日でも届いて日焼けをします。
- UVAを防ぐには日焼け止めを使いましょう。
- PA+~PA++++の値を見て、用途に合わせて使い分けましょう。
- 肌が弱い人は紫外線吸収剤の入っていないものを使いましょう。
- 逆に紫外線撹乱剤を使っている製品を選びましょう。
- 用途や体質によって日焼け止めのタイプを使い分けましょう。
- 帽子や日傘は必要ですが、日焼け止めと併用することが重要です。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。