スメハラという言葉は2010年代になってにわかにクローズアップされてきました。この言葉そのものはもう皆さんご存知ですね。
あなたも会社でスメハラの被害に遭っていないですか?これって本人に言えないし、本当に困るんですよね。
私の以前の職場でスメハラが原因で人間関係をこじらせた人がいました。「あんた臭うよ」と良かれと思ってストレートすぎる伝え方をしちゃったんですね。あの時は仲裁に苦労しました。(-“-;A
一方で人のふり見てわがふり直せと言うとおり、自分が嫌な臭いをさせていないかって気になるものです。異常なほど気を使う人もいる一方で全く気にしていない様子の人もいますね。
スメハラで困っていたら、また自分がスメハラの加害者かもと悩んでいたらどういう方法をとるのが良いか?気になる疑問をリサーチしてみました!
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
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スメハラの被害と加害への対策
スメハラの対策と言った時に、ざっくりと分けると二つあります。
- 自分がスメハラ被害者として困っているケース
- 自分がスメハラ加害者かもしれないと悩んでいるケース
どちらも本人にとっては深刻な事態です。被害者としては職場にいることが苦痛で仕方ないし、加害者かもしれないと考えると近くにいる同僚の些細な動きも気になって仕事に集中できません。
それぞれのケースごとにどのような対策を取ることができるかを見ていきましょう。
スメハラの被害を受けている時の対策
スメハラの被害を受けて困っているときには、職場レベル、会社レベルでアクションを起こすようにすることが大切です。
職場レベル、会社レベルでのアクションとしては次のようなことがあります。
- 職場、会社全体の問題として従業員間の共通認識を作る
- 職場内ルールを作って徹底する
- 空調やサーキュレータを設置する
逆に下手な対応の仕方の例としては、個人でスメハラの原因である相手に伝えようとすることです。
ストレートに伝えようとすれば相手を傷つけたり怒らせる結果に終わり、人間関係を悪化させることにつながりかねません。
逆に遠回しな伝え方だと相手に気づいてもらえずに根本解決につながらないからです。机上に消臭剤を置いたりマスクを着用するといった行動は下手な対応の一例です。
それでは職場でアクションを起こす際のポイントを詳細に説明をしていきます。
スメハラは社会問題であるという認識を作る
あなたがスメハラで困っているなら、会社の上司に相談したりして部署単位、職場単位での共通認識を作っていくことが大切です。
朝礼や会議の場で上司から「スメハラは社会問題であるので、この職場から一掃する」という話をしてもらいましょう。そして具体的に個人として気をつけるべきマナーに言及してもらいましょう。
ポイントとしては、職場内で誰が臭いの原因となっているなどといった個人攻撃にしないで、あくまで一人ひとりが気をつけましょう、というマナー向上の話にしてもらうことです。
こうすることで全員の意識向上につながり、それぞれが「自分は人に迷惑をかけていないか」と気をつけるようになります。
またハラスメント担当部署などの専用の窓口があれば、そちらに相談をすることで部署だけでなく会社全体の問題に発展する可能性もあります。
個人の気づきを促して主体的に行動をしてもらう対策の一例ですね。
職場内ルールを徹底する
主体的な行動を促す対策の一方で、強制力を働かせる対策も行う事ができます。
最低限のスメハラ対策として、職場内ルールを新たに設けて徹底することが挙げられます。もちろんこれも上司やハラスメント担当などへの働きかけという前提があります。
考えられる職場内ルールとは次のとおりです。
職場内ルールの一例
- タバコは屋外で吸う
- 食後に歯磨きをする
- 必要以上に香水をつけて出社しない、更衣室で香水を使わない
などなど、ごく簡単なルールでスメハラへの対策となります。この程度のことなら全員が苦痛に思うことなく行動に移せそうな気がしませんか?
空気の流れのある職場にする
職場内に空調やサーキュレーターを設置したり配置を考えることで空気の流れが変わり、臭いの軽減につながることがあります。
ただし、新たに空調を設置したりするとなると部署単位ではできることではありません。会社としてコストを掛けてでも取り組むという前提があって初めて可能となります。
以上、職場としてスメハラを防止する対策を解説してきました。逆に「自分がスメハラの原因かもしれない」という場合はどのような対策をうつ事が可能でしょうか?
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スメハラの加害者になっているかチェック
まずは自分が不快な臭いの原因になっていないかをチェックすることが大切です。
自分の臭いには鼻が慣れてしまうため、気づきにくくチェックもしにくいものです。そこでこのような方法をご紹介します。
まずはワキガや足の臭いをチェックする方法から。
ワキガ、足の臭いのチェック方法
- お風呂に入る前に着ていたシャツ、靴下をそれぞれ別のビニール袋に閉じ込める
- オフロに入って体を洗い、嗅覚をリセット
- 出たらすぐにビニール袋を開けてみる
これで自分がワキガかどうか、足が臭うかどうかをチェックすることができます。
ワキガの場合の対策は別記事にしましたのでこちらも御覧ください。
口臭のチェック方法
口臭は体臭の中で最も自覚しにくいものです。口と鼻は内部でつながっていますので、嗅覚が口臭に慣れてしまっているからです。
口臭をチェックするには次のような方法があります。
- コップやビニール袋に息を一旦閉じ込め、数秒置いて臭いを嗅いでみる
- 歯間ブラシなどを使った後で臭いを嗅いでみる
また、次に当てはまる人も高確率で口臭がありますのでチェックしましょう。
- 歯を磨くと血が出る
- 酒、タバコ、コーヒーが習慣化している
- 喉が渇くと口内がベタつく
歯を磨くと血が出る場合は歯肉炎や歯周病の恐れがありますので、歯科医に相談しましょう。
酒、タバコ、コーヒーなどは少しずつ控えるようにして生活習慣を改善することが必要になります。
口内がベタつく場合は雑菌が繁殖していることが原因です。ガムやアメなどで唾液の分泌を促せば治まることが多いですよ。
まとめ
いかがでしたか?あなたの疑問解消のお役に立てたでしょうか?以下にまとめておきます。
まとめ
- スメハラの対策としては職場レベルで行うことが肝要です。
- 全体の共通認識を作りルールを徹底しましょう。
- 会社として空調などの配置を考えることも対策になります。
- 加害者にならないためには自分の臭いのチェックして必要な策を講じましょう。
これで会社がもっと快適で働きやすい場所になると良いですね。快適すぎて長時間労働になり過労死?なんてことにならない様に、逆に気をつけないと行けないかもしれませんが(笑)。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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