健康

とうもろこしの食べ過ぎで子供がぐったり!そんな時の対処法を大公開

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夏から秋にかけての食べ物といえば何を連想しますか?かき氷?スイカ?アイス?なんだか冷たいものばかり連想しそうですね。

でも夏の定番といえばとうもろこしもあります。夏祭りで焼きとうもろこしを買い食いするなんて、ちょっとお行儀が悪いけど私は大好きなんです。あの個がし醤油味がたまらないですね!

でも食べ過ぎると下痢をしやすいのがとうもろこしです。これは気をつけなければ。

あなたはとうもろこしの食べ過ぎでお腹を壊した経験はありませんか?子供の頃には経験をしてるかもしれないですね。

でも自分自身は過去の笑い話ですが、子供には苦しい思いをさせたくないのが親心。とうもろこしで下痢をさせないために気をつけておきたいことはどんなことだと思いますか?

また万が一下痢になってしまった時の対処方法は?などなど、親として気になることを調べてみたら興味深い事実が出てきましたのでご紹介しますね。

それでは最後までお付き合いください!

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とうもろこしの食べ過ぎで出やすい症状

とうもろこしを食べすぎると下痢の症状を引き起こすことがあります。大人よりも子供のほうが下痢の症状を表しやすいため、特に注意が必要です。

更には下痢の症状が現れなくても、日常的に摂取することでペラグラと呼ばれる病気になることもあり得ます。

子供がこうならないために何に気をつけるべきか?またこれらの症状が出た時にはどうしたらいいか?続けてご覧ください。

とうもろこしは1日1本まで

子供がとうもろこしによって下痢にならないためには、1にも2にも食べ過ぎを防ぐことです。子供は最大でも1日に1本までに留めましょう。

注意したいのは、とうもろこしはそのものを焼いたり茹でたりして食べる以外に、加工食品に意外と多く含まれていることです。

これらの摂取量と合わせて1日に1本まで、と心がけましょう。

とうもろこしが含まれている加工食品とは次のようなものがあります。

とうもろこしを含む加工食品

コーンスナック菓子、コーンスターチ、ポップコーン、冷凍とうもろこし、とうもろこし缶詰、シリアル、タコス、ポタージュスープ、など

でも気をつけてはいたけど目を話した隙に食べすぎて下痢になってしまった、という時にはどう対処したら良いでしょうか?

下痢の対処は安静と水分補給が基本

下痢になった時には横になって安静にさせておくのが一番です。体、特にお腹を冷やさないように毛布などを使いましょう。

またトイレに頻繁に行くことになりますので、水分が不足しがちになります。冷たい飲み物は避けて暖かいお茶、白湯、常温のスポーツドリンクなどを適宜飲ませるようにします。

食事は胃腸に負担をかけないおかゆなどの柔らかいものを中心にしましょう。逆に次のようなものは避けるようにします。

避ける食品

  • 冷たいもの
  • 食物繊維の多いもの(ゴボウ、たけのこ、豆類、イモ類、そば、海藻など)
  • 消化の悪いもの(貝類、イカ、タコ、ラーメン、漬物など)
  • 刺激物(香辛料、炭酸飲料、コーヒーなど)

ではなぜとうもろこしを食べすぎると下痢をするのでしょうか?

とうもろこしの皮は食物繊維の塊

とうもろこしを食べすぎると下痢になりやすい理由は、皮がセルロースという消化できない物質で出来ているからです。胃腸の弱い子供は特に影響を受けやすく、下痢をしやすくなっています。

セルロースとは植物の細胞壁などを作る繊維で、不溶性食物繊維の大部分はセルロースです。人間の消化器官はセルロースを消化する能力がないため、とうもろこしを食べると黄色い皮がそのまま排出されます。

ではとうもろこしの皮はからだに悪いのかと言うとそうではありません。逆に、腸内に残っている排泄物を絡め取って腸の蠕動を促し、お通じを良くしてくれるんです。

ところがこのセルロースを摂取しすぎると効果が行き過ぎて、今度は下痢になってしまうというわけです。

さて、実はとうもろこしを主食として摂取し続けるとこんな怖い病気になることがあるんです。続きをご覧ください。

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ペラグラいう病気の恐ろしさ

とうもろこしを主食として食べている地域に特有の病気で「ペラグラ」と呼ばれるものがあります。これはとうもろこしの過剰摂取による栄養失調が原因で起こる病気です。

とうもろこしを主食とし、牛乳や肉が不足するとトリプトファンという必須アミノ酸が不足してきます。トリプトファンからはナイアシンと呼ばれる物質が生成されます。

ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれ、糖質、脂質、タンパク質をエネルギーに変換するのに必須の物質なんです。

ペラグラという病気はこのナイアシンが生成されないことで、日光にあたると皮膚に炎症や発疹ができたりし、吐き気、下痢、嘔吐などを発症します。

病気が進行すると脳症による錯乱、幻覚、健忘などが起こり、最悪の場合には死に至る恐ろしい病気なのです。

既に克服された病気ですので必要以上に怖がることはありません。でも偏食の心当たりがある人はどんな落とし穴が待ち受けているか分かりません。一度自分の食事をチェックすると良いかもしれないですね。

まとめ

いかがでしたか?とうもろこしを食べすぎてお腹が痛くなる事の裏にはこんな背景があったんですね。個人的にはペラグラという病気はとても恐ろしいと思いました。食事に気をつけていればまずかかることはない病気なんですけどね。

それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。

まとめ

  • とうもろこしの食べ過ぎで下痢になることがあります。
  • 子供が摂取できるとうもろこしは1日に1本までです。
  • 加工食品の多くにとうもろこしが使われていますのでこれらにも注意しましょう。
  • 下痢になったら安静にしてお腹を温め、水分を小まめに補給しましょう。
  • とうもろこしの皮を消化できないことが原因です。
  • とうもろこしの過剰摂取が続くとペラグラという病気になることがあります。

夏には茹でたり焼いたりしたとうもろこしに齧り付きたいものですが、どんなものでも食べ過ぎは禁物。適量を守るように心がけたいですね。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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