6月から秋にかけて、いろんな生物が活発に活動します。
中でもハチは秋になると凶暴になるイメージがあり、小さな子供のいる家庭では特に注意をする必要がありそうです。
私は高校生の時にスズメバチに刺された経験があるため、今でもアシナガバチを見ただけでも怖くて逃げ回っちゃうんですよ。(((( ;゚Д゚)))
あなたはアシナガバチは平気ですか?それとも見た目がスズメバチに似ているし、怖いと思いますか?
そんなアシナガバチの巣ですが、民家の軒下なんかに作ることが多いので街なかでもよく見かけます。あれって駆除をしたほうが良いんでしょうか?
そこで調べてみると、興味深いことがいろいろと分かってきたのでシェアしたいと思います!
駆除をする場合の方法もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
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アシナガバチの巣を発見!どうする?
見た目は怖そうなアシナガバチですが、性格は大人しいために巣は放置しておいても大丈夫です。
そもそもアシナガバチは昔から人と生活圏を共有してきたハチです。お互いの生活の邪魔になったりしない限り、巣があってもそれほど支障が出ることは考えられません。少なくとも近づいただけで襲われるような危険性はありません。
アシナガバチは芋虫や毛虫などを捕獲して幼虫の餌にするため、むしろ益虫だとも言えます。家庭菜園を持っている人にとってはありがたい話なんですね。
ところが、それでもアシナガバチの巣を駆除しなければいけなくなる場合があります。続きをご覧ください。
巣を駆除したほうがいい場合
次のような場所に巣を作られた場合は要注意です。
- 店舗の入口など人の出入りが多い
- 小さな子供がいて刺される恐れがある
- 洗濯物を干す場所のそば
大人しい性格のアシナガバチでも、人通りが多い場所では攻撃されたと認識する可能性が高くなります。人間のちょっとした行動を攻撃と捉える恐れがあるのです。
そして攻撃されたと認識すれば、警戒ホルモンを放出して仲間を呼び寄せ、一斉に反撃に移ります。つまりこちらは意図していなくてもハチが過剰に反応する恐れがあるのです。
また小さな子供はアシナガバチの巣に物を投げたりして悪戯をすることも考えられます。
そしてアシナガバチは洗濯物についている柔軟剤の匂いなどに興味を示して近づいてきます。
洗濯物に止まっている時に知らずに取り込めば刺される恐れがありますし、シャツなどの中にいるのに気づかずに着ればチクリ!とやられてしまいます。
この様な理由で、上記のような場所に巣がある場合には駆除したほうが良いかも知れません。
さて、実際に駆除を敢行するとなると大変なことですが、どの様な方法で駆除できるのでしょうか?
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アシナガバチの巣を駆除する場合
アシナガバチの巣を駆除するにはざっくりと分けて二つの方法が考えられます。
- 専門の業者に依頼する方法
- 完全防護のうえ、自分で駆除する方法
専門の業者に依頼すれば10,000円程度の料金と30分ほどの時間で完全に駆除をしてくれます。「アシナガバチ 駆除」などで検索をすればたくさんヒットしますので、地元で良さそうな業者に依頼しましょう。
また悪徳業者に捕まらないために、「Yahoo!知恵袋」や「教えてgoo」などで評判をチェックしてから利用するなど、事前の対策をしておきましょう。
さて、続いてはこうした業者に依頼をしないで駆除する場合の方法をご紹介します。
自分で駆除する時の準備品
巣の駆除をする場合は、まず次のようなものを準備しましょう。
- 市販の殺虫剤(ゴキブリ用でもOK)
- 枝切り鋏
- 厚手のビニール袋
- 懐中電灯
- 赤いセロファン
- 軍手(2セット)または厚手のゴム手袋
- 雨合羽(ポンチョタイプではないもの)
- 帽子
殺虫剤はホームセンターなどで専用のものを手に入れることができます。ハチは殺虫剤に対してそれほど抵抗力がある虫ではありませんので、ゴキブリ用でも大丈夫です。
懐中電灯には赤いセロファンを取り付けておきます。駆除の作業は暗くなってから行うため、通常の光だとハチが寄ってきてしまいますのでそれを防止するためです。
また、ハチが警戒している時は黒いものを優先的に攻撃対象と見なす習性があるため、身につけるものは白などの薄い色のものにします。
駆除はこのようにする
一通りの品物を準備したら夕方になるのを待ちましょう、働き蜂は日中は巣を離れて活動しています。夜には集まってきて巣で明るくなるまで過ごしますので、一網打尽にしようというわけです。
雨合羽、軍手、帽子で防護したら懐中電灯で照らしながら風上から慎重に近づきます。2m程度の距離まで来たら思い切って殺虫剤を噴霧しましょう。そのまま20秒から30秒は噴霧を続けてください。
アシナガバチは驚いて一斉に飛び立とうとしますが、あなたに襲いかかることはありません。体に殺虫剤の薬液が付着したため、苦しんでもがいているだけなのです。すぐに飛べなくなり地面に落ちて死ぬから大丈夫です。
むしろ慌てて逃げようとすると脚立から落ちたり、躓いて転んだりして怪我をする恐れがありますので注意しましょう。
懐中電灯で周りをよく確認し、動いているアシナガバチがいなくなったら枝切り鋏で根本から切り落とし、ビニール袋に入れて持ち帰り捨てましょう。
巣があった場所には、殺虫剤をさらに10秒から20秒ほど吹き付けておきます。後になって戻ってくるハチが止まって体に殺虫剤を付け、死ぬことになるからです。
さて、では最も簡単に巣を駆除できるのはいつでしょうか?
巣の駆除に適した時期
巣の駆除が最も簡単にできるのは4月中旬から5月です。この時期にはまだ働き蜂はおらず、女王蜂が単独で巣を作っています。
女王蜂は敵を攻撃するための針を持っていません。そのため近付いて巣を突いても刺される恐れは皆無です。安心して殺虫剤を噴きかけ、巣を落として処理しておきましょう。
ただし6月になると幼虫が羽化して働き蜂となり活動し始めます。そのため6月に入ってからの駆除は上記のように完全防護のうえ細心の注意を払って行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?アシナガバチは大人しいとは言え、やっぱり駆除をしないといけないケースもあるんですね。
アシナガバチに刺されると恐ろしいことにもなりかねません。こちらの記事を参考にどうぞ。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- アシナガバチは大人しい性格なので、巣は放置してもそれほど困ることはありません。
- ただし人通りが多い場所や小さな子とものいる家庭、物干し場のそばの巣は駆除したほうが無難です。
- 業者に依頼する場合の注意点を記載しました。
- 自分で駆除する場合の方法を記載しました。
- 巣を駆除しやすいのは4月中旬から5月です。
スズメバチと異なり穏やかな性格のアシナガバチです。できれば人間と共存をしていきたいものですね。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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