健康

夏の水分補給にビールはOK?飲み物のおすすめや熱中症時も紹介

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暑い夏の日、のどが渇くとビールが飲みたくなりませんか?汗で流れた水分を取り戻せそうな気がしますよね。

でもちょっと待って下さい!ビールで水分を補給って本当にできるのか、疑問が湧いてきませんか?

そりゃあ飲めば水分も補給できるでしょ、って思う人は少し考えてみて欲しいのです。アルコールを飲むとすぐにお手洗いに行きたくなりますよね。

本当はビールで水分補給はできるのか?そんな疑問にお答えします。

それでは是非最後までお付き合いくださいね。

夏の水分補給にビールはOK?

結論としては、夏場の水分補給にビールはNGです。ビールを含むアルコール飲料は全て水分補給にはなりません。特に激しい運動の後や長時間の屋外での活動後には絶対にダメです。

その理由は次のとおりです。

  • ビールなどアルコールは強い利尿作用があるため
  • 同時に発汗を促す作用もあるため

ビールを飲むことで補給される水分は実は一時的な効果しかありません。すぐに尿や汗となって排出されてしまいます。

結果として、飲んだ量以上の水分を失うことになるため脱水症状がすすんでしまいます。ビールを1リットル飲むと、1.1リットルの水分を失うと言われています。10パーセントの上乗せで排出してしまうんですね。

これでは脱水状態でアルコールなど飲む意味がないどころか、逆に健康を損なってしまうことになります。夏場の飲酒後にすぐに寝てしまうと次の朝に二日酔いがひどいのは、実は脱水症状になっているからなんですね。

夏に飲酒をするときには、寝る前に失われた水分を補給してからにしましょう。

さて、それでは夏場の水分補給としてはどのような飲料が効果的なんでしょうか?

水分補給の飲み物のおすすめ!

ビールなどアルコールの代わりに、夏の水分補給には次のようなものを飲むようにしましょう。

  • 水、白湯
  • お茶
  • スポーツドリンク

特に激しい運動や作業をしていない時に飲むものとしては、上記のもので十分です。

汗をかくと体内の水分だけでなく、塩分、ミネラル、カリウムなどが体外へと同時に排出されていきます。ただし、これらは食事をきちんと摂ることで十分な量が補給されるため、特に意識して摂取する必要はありません。

気をつけたいのは激しい運動や作業、長時間の屋外での活動の後です。このようなときにはただの水やお茶では不十分です。では何を飲んだら良いのか、続きをご覧下さい。

熱中症時の水分補給の飲み物は?

激しい運動などの後、脱水症状が進行していて熱中症の初期症状が現れることがあります。そんな時の飲み物はこちらです。

  • 経口補水液!

経口補水液とはスポーツドリンクよりも塩分やミネラルを多く配合し、糖分を低めに抑えてある飲み物のことです。商品名としてはOS-1などが有名ですね。

激しい運動や長時間にわたる外での活動の後、大量の水分やミネラルが失われており脱水症状となっています。こうした時に経口補水液を飲むことで、急速に摂取できる訳ですね。

水やお茶では水分を補給できますが、塩分等を補給することができないために症状が緩和されません。スポーツドリンクは水やお茶よりも多くのミネラルを含んでいますが、それでもやはり不十分と言えます。

経口補水液はドラッグストアなどで販売していますが、他の飲料に比べて高価です。それなら自宅で経口補水液を作ってみませんか?

経口補水液の作り方

自宅でできる経口補水液の作り方をご紹介します。必要な物は次のとおり。

  • 水500ml
  • 砂糖15g前後
  • 食塩1.5g前後

これらを混ぜて砂糖と食塩をしっかり溶かすだけです。簡単でしょ?目安としては、砂糖の15gは大さじ2杯よりやや少なめ、食塩1.5gは2つまみ程度です。

ちなみに経口補水液は通常時の飲料には向いていません。糖分や塩分が多すぎるからです。あくまで長時間の屋外の活動後など、脱水症状の時に飲むものとして考えましょう。

熱中症の初期症状と対応の仕方

では熱中症の初期症状とはどういった状態かというと、次の一覧をご覧下さい。

  • 目まい、立ちくらみ
  • 顔の火照り
  • 一時的な失神
  • 腹痛
  • 手足の筋肉がつる(こむら返り)
  • 体のだるさ
  • 吐き気、嘔吐
  • 異常な発汗

元気だったにも関わらず、こうした症状が急に現れたら熱中症のおそれがあります。

すぐにエアコンの効いた屋内(なければ近くの日陰など)に避難させて休ませ、上記の経口補水液を飲ませましょう。一息に大量に飲むと吐き出すこともあるので、一口ずつ飲むように指示しましょう。

そして柔らかな場所に足を高くして寝かせます。衣服はボタンを外すなどして熱が外へ逃げやすいようにしてやります。

保冷剤や濡らしたタオルなどで首筋や脇の下を冷やしたり、うちわなどで扇いでやるのも効果があります。

まとめ

いかがでしたか?

夏の水分補給にビールはやっぱりやめておきましょう。激しい運動の後にはスポーツドリンクや経口補水液!やっぱりこれですね。

それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。

まとめ

  • 夏の水分補給にビールを含むアルコール飲料はNGです。逆に脱水症状が進むからです。
  • 夏場の水分補給は、通常時には水、お茶、スポーツドリンクを用いましょう。
  • 長時間の屋外の活動や激しい運動の後には経口補水液を飲みましょう。
  • 経口補水液の作り方をご紹介しました。
  • 熱中症の初期症状と対応の仕方をご紹介しました。

夏場は適切な飲み物できちんと水分補給をして、熱中症にならない生活を心がけたいですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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