日本では12月に入るとクリスマスや年末年始の買い物でデパートやショッピングモールがごった返す時期にさしかかります。
でもアメリカでは少し早く、11月の終わり頃から年末商戦がスタートするんですよ。
実はその初日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、必ず金曜日から始まるんです。
この「ブラックフライデー」って言葉、どこかで聞いたことはないですか?最近は日本でも使われるようになってきた言葉ですよ。
私、恥ずかしながらこのブラックフライデーって言葉をよく知りませんでした!
そこで調べてみると、面白い事実がたくさん出てきましたのであなたとシェアしたいと思います!
それでは是非最後までお付き合い下さいね。
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ブラックフライデーの意味とは
ブラックフライデーとは11月の第4金曜日の事を指します。現在では「小売店が黒字になる金曜日」といった意味で広まっている言葉です。
アメリカではこの日、多くの小売店が大セールを実施し、そのままクリスマス商戦へと突入します。そのため年間を通して最も売上げが見込めるシーズンとなっています。その始まりとしてのイベントなんですね。
何せクリスマス商戦の初日です。お店側は多くのお客を呼び込んで勢いを付けたい。お客は狙い目の商品を少しでも安く買いたい。
この両者の思惑が絡み、ショッピングモールなどの前には前日の夜中から行列ができます。当日の開店と同時に店内に殺到する光景も見られるほどです。
行列を作って買い物をするのは日本人だけじゃなかったんですね。
さて、ではなぜ11月の第4金曜日にそんなセールが実施されるのか?順を追って説明していきます。
感謝祭の在庫処分セールから始まった
ブラックフライデーは、元はといえば感謝祭の在庫一掃処分のためのセールが始まりでした。1960年代にフィラデルフィアで始められたといわれています。
11月第4木曜日といえば、アメリカでは感謝祭という最も大きな祝日の一つです。この日は学校や職場は当然休日になります。翌日の金曜日も慣例的に休日となり、土日と合わせて楽しい一時を過ごします。
都会で暮らしている人は地元に帰って家族や友人とパーティーをします。その時にプレゼントを交換する習慣があるんです。
そうすると感謝祭まではみんなプレゼント交換用の買い物をするけど、感謝祭の翌日からはしばらく買い物を控えてしまいます。店としては感謝祭用に仕入れたけれど売れなかった商品が在庫となってしまうんです。
これらの在庫を処分してクリスマス商戦への勢いをつけることを考えた小売店が、感謝祭の翌日にセール実施しようと考えついたんですね。
そしてこのセールは徐々に口コミで広まり人々の間で知られるようになりました。1975年には全米に浸透していたようです。
さて、それでは何故「ブラック」フライデーと呼ばれるようになったのか?実は初めから「黒字の金曜日」という意味ではなかったんですね。その経緯を紹介していきます。
警察の発言がきっかけだった
ブラックフライデーという呼称になったのは、店舗に押し寄せる群衆の様子を見て「真っ黒な金曜日だ」とした警察の発言がきっかけでした。
前述のように、感謝祭の翌日のセールは徐々に人気となり年を追うごとに来客が増えていきました。
警察としては交通整理や警備に人員を割いて安全を保証しなければいけません。当然すごく忙しい日となります。そんなため息混じりに出てしまった一言が、いつの間にか定着してしまったようです。
小売店側としては当初、この呼称をあまり喜ばしく思っていませんでした。代わりに「ビッグフライデー」などという呼び名を試してみたけどこちらは定着にはいたりませんでした。
しかしその後、新聞紙上で「(小売店が)黒字になる金曜日」という解釈が示されたことで小売店側もこれを受け入れ、今では一般的な呼称になっています。
さて、気になるのはブラックフライデーを日本で行っているところがあるか?ということでしょう。調べてみたらありました!続きをご覧下さい。
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2017年にセールをした小売店
日本ではイオングループの店舗、家電量販店のノジマ、おもちゃのトイザらスなどがブラックフライデーのセールを実施しています。2017年行われたセールで主立った物を一覧にしてみました。
- イオングループ イオンブラックフライデーセール(11/24(金)~26(日))
- ノジマ ブラックフライデーセール(11/22(水)~27(月))
- トイザらス ブラックフライデーセール(11/23(木・祝)~26(日)
- ABC MART ブラックフライデーセール(11/22(水)~28(火))
- UNIQLO 生誕感謝祭(11/23(木・祝)~27(月))
- GAP ブラックフライデー(11/23(木・祝)~26(日))
- 三井アウトレットモール(11/24(金)~26(日))
日本ではイオングループが先駆けで2016年に始めたと言われています。その1年後にはこれだけの有名小売店が競うようにしてセールを始めているなんて驚きですね!
変わったところではUNIQLOの生誕感謝祭です。これはもはや事実上のブラックフライデーのセールと思う人が多いんじゃないでしょうか。
UNIQLOは1949年3月に前身である紳士服店が創業です。それなのに何故か5月と11月に生誕感謝祭のセールを行っています。
2018年以降はもっと多くの小売店がブラックフライデーのセールに参戦すると予想されます。10月が終わる頃、早めにチェックをするといいかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたか?「ブラックフライデー」という言葉にはこんな意味があったんですね。アメリカではもう40年以上も盛り上がりを見せているようですが、日本でも徐々にメジャーになってきました。
個人的には家電量販店のセールが気になるところです。私の地域にノジマのショップはありませんので、オンラインでチェックしてみたいと思います。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- ブラックフライデーとは11月の第4金曜日を指し、「小売店が黒字の金曜日」といった意味です。
- 元は前日である感謝祭の在庫処分セールから始まりました。
- 名前は「(人混みで)真っ黒な金曜日だ」という発言が元になっています。
- 2017年に日本でセールを行った小売店を紹介しました。
ブラックフライデーを利用してちょっと早いクリスマスプレゼントを安くゲットするのもうまい手です。上手に利用していきましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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