小さな子供のいる家庭では、11月になるとにわかに慌ただしくなってきます。七五三のお祝いの準備をしないといけなくなるからですね。
この七五三、一生に一度または二度のことだけあって親御さんにとっては準備などで大忙しの一日となります。
でもどんなに忙しくなっても、子供のためなら最高のお祝いにしてあげたいと思いませんか?
さて、七五三のことを考えるとき、どの神社に参拝をするかで頭を悩ます親御さんも多いはず。
あなたも実はどこの神社に参拝するかで困ったりしていないですか?
そこで調べてみると、とても意外な事が分かってきたのでぜひあなたとシェアしたいと思います!
それでは最後までお付き合いをお願いします。
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七五三の神社は地元が基本
七五三で参拝するのは地元の氏神様とするのが基本です。氏神様はその土地に暮らす人々にとっては親のような存在の神様だからです。
そもそも七五三の参拝は、親のような存在である氏神様に「こんなに大きく成長しました」と子どもの成長を報告し、「これからも見守って下さい」とお願いに行く意味を持っています。
我が子の誕生から見守って下さっている氏神様を差し置いて大きくて有名な神社に参拝するのでは、神様に対して失礼というものです。子どもの誕生日に祖父母のところに行かずに、町の金持ちおじさんのところに行くような物ですからね。
氏神様は神社のある土地の神様で、(厳密には少し違いますが)鎮守の神様とか産土神(うぶすながみ)などとも呼ばれます。
氏神様に対し、その土地に暮らす人たちのことを氏子と呼びます。まさに親と子供のような関係なのです。
さて、七五三の参拝をするにあたって気をつけておくべき事には次のようなものがあります。
- ご祈祷の事前予約
- 初穂料の確認
- 前後の行動予定の段取り
以下、それぞれを詳しく見ていきましょう。続きをご覧下さい。
ご祈祷の事前予約は必須
七五三では神社でご祈祷をお願いする人も多いかと思います。ご祈祷をする場合には事前の予約は必須です。
事前予約は3ヶ月前には済ませてしまいましょう。予約の受付は神社によって時期が異なり、半年前から予約を開始している神社もあります。不安なら半年前に電話で問い合わせをしてみましょう。
事前に予約をしておかずに当日にお願いをすると、断られたり長時間待たされたりすることになります。
予約は◯◯時◯◯分などと時刻を細かく指定されるので、これを元にして前後の行動予定を段取りすることになります。だけど予約をしておかないとそもそも段取りを組むことが出来なくなってしまいますね。
初穂料も確認しておく
神社でご祈祷をしていただくときに必要なのが初穂料と呼ばれるお金です。
初穂料の金額を指定している神社と指定のない神社があります。指定しているところでは5,000円か10,000円のところが多いようです。
指定していない神社でもやはり5,000円か10,000円を包むのが適切と思われます。
紅白で蝶結びの水引のついた熨斗(のし)袋に包みます。水引の上に縦書きで「御初穂料」、下には子供の名前を書いて納めます。
前後の予定の段取り
七五三で参拝をするときには前後の予定の段取りをきちんとしておく事が大切です。七五三当日には神社への参拝とご祈祷を受けるだけでなく、次のような行動をする事があります。
- 衣装のレンタルと着付け、ヘアメイク
- 写真撮影
- 食事会
- レンタル物の返却
午前中に参拝も写真撮影も済ませ午後には祖父母も呼んでみんなで昼食を楽しみたいと考える人が多いため、ご祈祷や写真撮影の予約を早めに取っておくのが賢いやり方です。
食事会を店で行う場合、これも予約が必要になります。11月には七五三の食事でどの店も混み合いますので、やはり早めの予約を心がけておきましょう。
写真撮影は前撮りをする事もありますが、そのために衣装のレンタルや着付けをするのも大変です。当日の撮影にするか前撮りにするかはよく検討する必要があります。
またレンタルであっても自前であっても、衣装を汚すことは出来るだけ避けたいものです。食事をする前に動きやすい服装に着替えさせておいてあげましょう。
有名な神社に参拝をする場合
七五三の参拝を地元外の有名神社で行いたいと考える場合、次のような事を把握しておきましょう。
- 当日の混雑具合
- 駐車場から本殿までの距離や経路
- 周囲の交通事情
続いてはそれぞれの事柄を詳しく見ていきましょう。
混雑具合を調べておく
当日の混雑具合を事前に把握しておくことはとても重要です。予想外の人混みで子供とはぐれてしまったりしては大変なことになります。
知人の経験者に尋ねたり、神社に電話で問い合わせをして混雑具合をイメージしておくだけでも当日には慌てずに済むことになります。
合わせて駐車場の混雑具合、本殿までの距離と経路、周囲の交通状況も調べておきましょう。
駐車場から車を出すのに予想外に時間がかかって写真撮影や食事の予約時刻に間に合わなくなったのではいけません。こうしたことも踏まえて余裕のある段取りをしておきましょう。
靴を持参する
男の子の羽織袴、女の子の晴れ着の場合であっても靴を持参しておきましょう。
はき慣れない草履をはき続けていると足が痛くなったりすることも考えられます。少々面倒であっても、駐車場から本殿付近までは靴、参拝やご祈祷の時には草履という形で履き替えさせると子供の負担は少なくて済みます。
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参拝のマナーにも配慮する
神社で参拝をする際には決まったマナーがあります。それは次のようなものです。
- 参道の真ん中を歩かない
- 鳥居をくぐるときには一礼をする
- 手水場で柄杓を使ってお清めをする。左手、右手、手に水をすくって口をゆすぐ、手に持った柄の部分を流す、という順。
- 一般的な参拝は「二礼、二拍手、一礼」の作法で。正しくは「一揖(ゆう)、二礼、二拍手、一礼、一揖」。
上記の「礼」とは腰から90度の角度で頭を下げる事を言います。「揖」とは腰から15度程度、軽く頭を下げる作法です。
神社の参拝のマナーについてはこちらの記事に詳しく掲載しました。参考にして下さい。
まとめ
いかがでしたか?七五三で参拝する神社選びの参考になったでしょうか?親御さんは事前の予約から当日の段取りまでとても大変な一日ですが、これも我が子の為です。頑張って下さいね!
それでは今回の記事の内容を以下にまとめておきます。
- 七五三で参拝するのは地元の氏神様が基本です。
- ご祈祷の事前予約は必須です。遅くとも3ヶ月前には済ませておきましょう。
- ご祈祷には「初穂料」が必要になります。事前に確認しておきましょう。
- 写真撮影や食事会など、前後の行動予定の段取りもきちんとしておきましょう。
- 有名神社に参拝するなら混雑具合などを調べておきましょう。
- 靴は持参しておくと子供への負担を減らすことが出来ます。
子供の成長した証として七五三のお祝いを盛大にしてあげたいものです。20年後に結婚するときに、その苦労が100倍の喜びとなって親御さんに戻ってくること間違いなしですよ!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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