車を運転する人にとって燃費はかなり切実な問題です。
昔と比べ、近頃はガソリン価格も高めに推移しているため燃費を向上させる方法があれば知りたいというドライバーさんも多い事でしょう。
そんなドライバーさんのために、燃費をよくする方法をまとめてみました。
合わせて、走り方やエアコンの使い方も燃費に関係があるのかといった疑問にも答えていきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
車の燃費を向上させる方法!
車の燃費をよくするには、ざっと次のよう方法があります。
- 車にかかる重量を減らす
- こまめに点検を行う
- タイヤの空気圧等を調節する
- 運転の仕方を改善する
- エアコンの使い方に工夫をする
これらのことを実行するだけで確実に車の燃費は向上します。
私自身、ハイブリッド車を運転していますが効果はてきめんでした。19km/lくらいだった燃費が21km/l程度まで改善しました。約10パーセントの節約になっています。
以下、それぞれの項目について詳細に解説をしていきますのでご覧下さい。
車をできるだけ軽くする
車にかかる重量が軽くなれば燃費が向上するのは当然の道理です。でも意外と出来ていない人がたくさんいます。
車を軽くするためにできるのは次の事柄です。
- 余計な荷物を載せっぱなしにしない
- ガソリン満タンは控える
通勤用の車にゴルフバッグやスキーのルーフキャリアなどの不要な荷物を積んだままにしていませんか?これらを下ろして通勤するだけで燃費は確実に向上します。
ゴルフバッグの重量は10kgくらいです。ルーフキャリアは形状などにより様々ですが、数kgから20kg程度の重量があります。
どちらも下ろさずに日常的に運転していると、子供や体重の軽い女性を一人乗せて走行しているのと同じ事になります。
またガソリンはレギュラーでリッターあたり約0.75kg、ハイオクで約0.78kgの重さがあります。
50リッターのタンクを満タンにするとレギュラーで37.5kg、ハイオクで39kgくらいになります。
これを20リッターの給油にとどめると、レギュラーで15kgとなり、満タンとの重量の差は22.5kgとかなり軽くなります。
ハイオクで20リッターだと15.6kgで、満タンとの重量差は23.4kgです。
どちらも車にかかる重量に子供一人分程度の違いが出てくるので、やはり燃費に大きく関係してくるわけですね。
こまめな点検を心がける
こまめな点検を心がけ、オイルの交換などを定期的に行うことで燃費の定価を抑えることができます。
点検で燃費に関係してくるポイントには次のようなものがあります。
- オイルとオイルエレメントの交換
- アライメントの狂い
- ハブベアリングの劣化
- タイヤの空気圧
ディーラーや整備工場などでこれらのポイントをチェックしてもらい、必要ならすぐに改善をしましょう。
改善後に運転をするとエンジン音などに変化が感じ取ることができます。
上記の最後に書いた「タイヤの空気圧」は特に燃費に関係してくるため、次の詳しく解説していきます。
タイヤの空気圧を調節する
一般財団法人省エネルギーセンターが行った実験によると、タイヤの空気圧により燃費が明確に悪化したという結果が報告されています。
1リッター150円のとき、空気圧によってリッターあたり4円から7円程度の差が出たというのです。この結果からタイヤの空気圧は重視すべきだと分かりますね。
タイヤの空気圧はやや高めにしておくのが最も燃費がよくなるといわれています。ガソリンスタンドや整備工場などで燃費効率が最もいい空気圧に設定してもらいましょう。
また、空気圧を測るときにはタイヤが冷えている状態でないと正確に計ることができません。
長距離走行後にはタイヤが熱くなっており中の空気も膨張していて正確な数値が出ないので、計測の際には自宅から最寄りのガソリンスタンドなどに直交するようにしましょう。
車の燃費がよくなる走り方!
車の燃費が最もよくなる運転で心がけるのは次のポイントです。
- 十分な車間距離を取る
- 遠くを見て信号機の動向や渋滞の状況を把握する
- 一般道では50km/hから60km/h、高速道路では80km/hから90km/hを保つ
- 急発進、急加速、急ブレーキはしない
これだけで3パーセント程度は燃費が改善されるといわれています。
車間距離を十分にとることで、速度を一定に保って走行することが可能となります。
十分な車間距離を取ったり遠くを見て信号機の動向などを把握することは、急ブレーキをふまないことにつながります。
次の信号が赤になりそうだと分かっていたらアクセルから足を離して流すことができますよね。そしてブレーキも遠くから徐々に踏み込むことができます。
こうしたことは燃費向上に役立つだけでなく、事故を起こすリスクを減らす安全運転と全く同じ理屈です。今日からでも実践するようにしたいですね。
車の燃費はエアコンにも関係あり?
車のエアコンの使い方を適切にすると燃費が10パーセントから20パーセントも向上するといわれています。このために心がけることは次のことです。
- 春や秋など、不要な気候の時にはエアコンをオフにしておく
- 車内が暑いときはクーラー(冷房)でなくオートエアコンにする
- 冬場はエアコンでなくヒーター(暖房)に切り替える
最大で20パーセントも燃費が向上するなら不要なときはエアコンをオフにしておくのは当然のことと言えます。
でも意外とエアコンをつけっぱなしにして忘れている人が多いんですね。いい季候の時は忘れずにオフにして、窓を開けて走行するように心がけましょう。
また暑いときはクーラーよりもオートエアコンの方が効率よく車内を冷やしてくれるためこちらを使います。
クーラーはひたすら車内を冷やそうとしますが、オートエアコンはセンサーにより自動でオンオフをしてくれるためエネルギー効率が向上して燃費がよくなります。
そして重要なのは、冬場にヒーター(暖房)を使うということです。これは車のヒーターのシステムに理由があります。
ヒーターはエンジンで生み出された熱を再利用することで車内を暖めるシステムです。
通常なら外に放出するしかない廃熱を再利用するので、ヒーターで車内を暖めても燃費が悪化することはないんですね。
まとめ
いかがでしたか?
ちょっと工夫をするだけで車の燃費がよくなって余計な支出を抑えられるんですね。
わずかな節約かも知れませんが、このように努力をすることが家族の一員としては大切なことだとも言えます。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 車の燃費を向上させる方法を紹介しました。
- 余計な荷物を下ろすなど、車を軽くする方法があります。
- こまめに点検をして改善をすると燃費がよくなります。
- タイヤの空気圧を適切に調節すると燃費が向上します。
- 安全運転を心がけることは燃費をよくするのと同じ事です。
- エアコンの使い方にも気をつけると燃費向上の役に立ちます。
通勤で車を使っている人は、少しの節約でも積み重なって大きな金額になります。ぜひ燃費向上の意識を持って運転しましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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