結婚式に招待されたとき、ご祝儀の渡し方にも一定の作法があります。
また、渡すタイミングやお札の入れ方にもマナーがあるため、特に友人の結婚式に招待されたときは戸惑うものです。
この記事を読んでいるあなたも、近々お友達の結婚式に出席予定ですか?こうしたマナーについて事前にきっちりリサーチして実践すると、新郎新婦にも喜んでもらえますよ。
それでは結婚式でのご祝儀の渡し方をまとめた記事です。ぜひ最後までお付き合いくださいね。
結婚式のご祝儀の渡し方!
結婚式でのご祝儀の渡し方は次の順序で行うのがマナーに適っています。
- 受付でお祝いの挨拶をする
- 一言添えながらご祝儀を渡す
- 記帳する
この順序は間違えないように気をつけましょう。
続いては各項目を実行するときのポイント等を更に詳しく見ていきましょう。
受付での挨拶の仕方
受付で自分の順番が回ってきたら、次のポイントを抑えた簡単な祝いの挨拶を述べます。
- お祝いの言葉
- 自分の氏名と新郎(新婦)との関係
具体的には次のようになります。
「本日はおめでとうございます。新郎(新婦)の友人の◯◯と申します。」
これを忘れると大変失礼な事になるので、気を落ち着けてまずは挨拶しましょう。
ご祝儀の渡し方
ご祝儀の渡し方は次のような作法に則って行います。
- 袱紗を内ポケット(またはバッグ)から取り出す
- 袱紗を左手で持ち、右⇒下の順に開く
- 右手でご祝儀袋を下に引き抜くように取り出す
- ご祝儀袋を袱紗の上に重ねて左手の親指で押さえる
- 下⇒右の順に、開いている袱紗をご祝儀袋の下で元通り閉じる
- 袱紗ごと右回りに180度回して相手側に向ける
- 「心ばかりのお祝いです」等と一言添えて差し出す
ご祝儀袋を差し出す前に袱紗を受付テーブルに置いてもOKです。
下の動画を見ていただければ一目瞭然です。3分程度の動画ですのでぜひ参考にしてみて下さい。
また、前もってご祝儀を渡してある場合には「お祝いは先日お届けしてあります。」等と言い、挨拶の後ですぐに記帳に移りましょう。
袱紗を持っていなくて購入する場合はこちらの記事が参考になると思いまず。合わせてぜひご覧下さい。
記帳の仕方
記帳は自筆で丁寧に行うことを心がけましょう。
ゲストが記帳をする芳名帳は、事後に新郎新婦がお礼状を届けたりするための大切なデータになります。同時に結婚の記念の品として後々まで残しておくことになります。
字が上手でなくとも構いません。心を込めて書かれた芳名帳がどれほど大切か、想像するのは難しくありませんね。
結婚式のご祝儀を渡すタイミング
結婚式のご祝儀を渡すのは次のタイミングです。
- 披露宴のみ出席の場合は会場到着後の受付で渡す
- 挙式と披露宴の両方に出席の場合は挙式後、披露宴開始前に受付で渡す
新郎新婦の友人など一般のゲストは通常は披露宴のみの出席ですので、会場入りしたらすぐに受付に並べばそこで渡すことができます。
ただし、特に親しい友人などで披露宴前の挙式にも出席する場合、式の最中は内ポケットやバッグに入れておきます。その後、披露宴開始前に一般ゲストと同様に受付で渡します。
結婚式のご祝儀の入れ方
結婚式のご祝儀の入れ方を簡単にまとめました。
- 新郎新婦の友人は新札で3万円を用意する
- 水引、熨斗がついたご祝儀袋を用意する
- 表に「金参萬円也」、裏に住所と氏名を楷書で記した「中包み」に包む
- お札の向きは表向きで肖像画が上に来るようにする
- 「上包み」に包んで上⇒下の順に折る
これを前述のように袱紗にくるみます。そして男性は上着の内ポケット、女性はバッグの中にしまっておきましょう。
友人の結婚式の場合、ご祝儀袋は300円程度で売られているものでOKです。
まとめ
いかたでしたか?慶事にもいろいろとマナーが必要なものです。
友人の結婚式に初めて招待される場合でも、こうしたマナーを自然にこなしてスマートに受付を済ますことができればとても格好良いですよ!
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 結婚式でご祝儀を渡すには、挨拶⇒ご祝儀を渡す⇒記帳の順で行いましょう。
- ご祝儀を渡す際に必要な作法をまとめました。
- ご祝儀を渡すタイミングは披露宴直前の受付です。
- ご祝儀の入れ方をまとめました。
大切な友人の結婚式です。心を込めつつマナーを守って精一杯お祝いしてあげたいものですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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