子育てでイライラした気分を経験したお母さんは多いことでしょう。
毎晩のように夜泣きで起こされてしまっては眠ることもできず、そりゃあ睡眠不足になるのも当然です。
こんなことならいっそのこと放置して、耳栓でもして眠ってやろうかしら?なんて考えが頭をよぎっても不思議ではありません。
それでもやはり母親は偉大です。広い心で辛抱強く赤ちゃんの世話をする姿には感動すらしまう。
一方で、このイライラはやっぱりどうにかしたい。できればイライラしないまま育児をしたい。こうした気持ちが本音ではないでしょうか?
そんなお母さん方にイライラの解消法をご紹介していきます。ぜひ最後までお付き合い下さいね。
子育てのイライラ解消法を紹介
子育てでイライラが高まってしまった。この先には子供に手を上げる自分がいるかもしれないと感じてしまう。不安だ。
そんな子育てのイライラや不安を解消する方法をご紹介します。
まずは子供を寝かしつけてから一人でできる解消法からご覧下さいね。
子供を寝かせた後のお楽しみタイム
赤ちゃんを寝かせた後で、お母さんだけのお楽しみタイムを作るのは一つの方法です。
お楽しみタイムの内容は人それぞれですが、例えば次のようなものがあります。
- 隠しておいたケーキなど甘い物を自分だけで食べる
- ぬるめのお風呂にゆっくりとつかる
- パパ、おじいさん、おばあさんにお任せして近くの喫茶店にお出かけ
- ママ友達と電話でお話をする
- パパに愚痴を聞いてもらう
- 気持ちを落ち着けて読書や音楽に集中する
などなど。これで決まり!という方法があるわけではなく、要するに気が向くまま好きなことをすることです。その間には子育ての事は一切忘れてリフレッシュしましょう。
このように自分にご褒美を用意しておくことで、少しの間はイライラを抑えておくことができますよ。
でも「そんな悠長な事は言っていられない。イラッとしたらすぐに気持ちをコントロールする方法を知りたい」という方は、次のような物を試してみてはいかがですか?
アバターを設定しておく方法
イライラをコントロールするためにアバターを設定する方法があります。
アバターとは「分身」のことです。もちろん、物理的に自分の分身を作るわけではありません。
まず、「今この体を動かしているのは自分の分身だ」と考えます。その上で、本当の自分は一歩引いて分身に動かされている体を余裕を持って眺めているイメージを持ちます。
泣いたり笑ったり、赤ちゃんの世話をしたり、うまく行かなくてイライラするのは全てこのアバターにやってもらうイメージです。
本当の自分は一歩引いた状態で、そんなアバターを冷静に見ていますので、アバターがイライラしても心の底からイライラしません。
むしろ「こんなことでイライラしちゃって、私のアバターって余裕がないのね」と、本当の自分はかえって冷静になっていきます。
街で子供を叱っているお母さんに遭遇すると、妙に冷静に「あーあ、あんなに叱っちゃって。見苦しいことが分かってないなあ」なんて思いませんか?
それと同じような感覚で、アバターがする行動を冷静な自分が監視をするイメージで気持ちをコントロールしていきましょう。
子育てのイライラで眠れない場合
子育てでイライラが募って眠れない。そんな場合にぜひ覚えておきたいことは次のような事です。
- 赤ちゃんが静かに寝ている時に自分も目を瞑って休息を取る。可能なら眠る。
- そのために家族の理解を得る。
赤ちゃんの睡眠は大人よりも浅く、体内時計も大人のようにしっかりと備わっていません。夜泣きをしたり夜中に起きてしまうのはこうした赤ちゃんなりの理由があるんですね。
だから世話をするお母さんも大変です。赤ちゃんが夜泣きをしたりするたびに起こされて、あやしたりしながら再び寝かしつけないといけません。
子供がいないときのように夜は7時間しっかりと眠るなんてとうていできるはずもありません。どんなお母さんも慢性的な睡眠不足に悩まされるのは当然と言えます。
だから夜に寝られない分の休息を、赤ちゃんと一緒にとってしまおうという作戦です。ただし、この作戦には前述の通り家族の理解が不可欠です。
だから、折を見てはパパや上の子供達には次のような事を繰り返し伝えましょう。
- 自分がどれほど睡眠不足になっているか。一日に○時間程度しか眠れない。
- そのため、イライラして子供に手を上げるかもしれない。
- そうならないために、昼間でも可能なときは睡眠を取りたい。
- 家事がおろそかになる事があるけど、今は睡眠を優先したい。
こうしたことを切々と訴え、きちんと理解を得ておきましょう。
赤ちゃんの寝言を見極める
赤ちゃんにゆっくり寝てもらって自分もイライラしないために、次のことを覚えておきましょう。
それは、赤ちゃんの「寝言泣き」です。
赤ちゃんも寝言を言います。大人の寝言と異なるのは、言葉を話せないために寝ながら泣くことです。これを「寝言泣き」と言います。泣く以外にも手足をばたつかせたりすることもあります。
ここで母親としては心配になってつい世話を焼いてしまいます。オムツか?お腹がすいたのか?いつもの夜泣きか?と抱き上げそうになりますよね。
でもここで冷静になって、赤ちゃんの様子を少し観察しましょう。2分程度で静かになるようならば、それは寝言泣きです。そのまま寝かせておけば大丈夫。
逆に、すぐに抱き上げてしまうと本格的に起こしてしまうことになります。
赤ちゃんとしてはただの寝言だったのにお母さんの勘違いで起こされてしまってはたまりません。
静かに寝ていた赤ちゃんが突然泣いたり体を動かす様子を見せても、すぐにだっこをせずに少しの間静かに見守りましょう。
寝言泣きという現象があることを知っているだけでも、起こされる頻度がグンと減りますよ。
子育てでイライラするときは放置しても大丈夫?
さて、先述したアバターを使っても子育てのイライラが高まってしまったとき、いっそのこと放置してしまう方法もあります。
実はこれは方法などと言えるものではありません。単にしばらくの間、育児放棄をするだけです。
もちろん、育児放棄と言っても本格的に育児をやめてしまうわけではなく、気持ちをリフレッシュできる時間を取るということです。
どうしても我慢できないとき、子供が泣こうと喚こうと一切構わずに、別の部屋などにこもってしばらくの間一人で過ごしましょう。
子供だって何も四六時中誰かが監視していないと生きられないわけではないので大丈夫。
注意点としては、窓やベランダのサッシを施錠して出られないようにしておくとか、上に落ちてきたり倒れてくる物がないことを確認しておくことくらいです。
しばらく放っておいて気持ちの切り替えが済んだら再び愛情を持って接し、思い切りかわいがってあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?育児のイライラってなかなか辛いものがあります。
でもここでご紹介してきたようにストレスを発散したりしながら上手に付き合っていきたい物ですね。
それでは今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 子育てのイライラを解消するために、お母さんだけのお楽しみタイムを作りましょう。
- イライラした気分をコントロールするために、アバターを設定する方法をご紹介しました。
- 眠れない場合には、家族の理解を得た上で赤ちゃんと一緒に昼寝をしましょう。
- 赤ちゃんは寝言泣きをすることがあります。見極めましょう。
- イライラが高まったときには思い切って放置をするのも一つの方法です。
育児はとても大変ですが、お母さん自身が育児疲れに陥らないようにしていきたいものですね。頑張って!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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