ゴキブリって生理的に嫌な存在ですよね。
どの家庭でもゴキブリが住み着かないように工夫を凝らし、万が一見つけてしまったときにはすぐに駆除しないと大変なことになります。
「家庭で一匹見かけたら30匹はいると思え」と言うように、見かけたときにはすでに住み着かれていた、なんてこともあり得ます。
一戸建ての家屋では地続きになっているため、ゴキブリが入ってくる余地が沢山ありそうです。「うちはマンションの高層階だから入って来るはずがないわよ」と余裕で構えているあなた!その考え方は危険ですよ。
もちろん、ゴキブリはマンションの高層階でも構わずに入ってきます。以下、その理由、家に入らせないための対策、入ってしまった後の対策、ゴキブリを見かけたときの対処方法を記していきます。
ゴキブリはマンションのどこに潜んでいるか
ゴキブリが住み着く所の条件としては以下の通りです。
- 暗い所
- 餌や水がある所
- 湿った暖かい所
- 狭い隙間
マンションの居住空間以外でこれらの条件を満たす所はいくつもあります。
- エレベーターダクト
- 集会所
- 掃除道具入れや物置部屋
こうした所でホコリや人の髪の毛等を餌に生き延びて繁殖し、ついには居住空間へとその生息区域を広げることになります。
当然、人が住んでいる所の方がゴキブリにとっても快適で条件の良い空間ですので、繁殖スピードも比較にならないほど速くなります。
自宅に侵入させない対策
ではどうやって、どんなタイミングでゴキブリは居住空間へと侵入するんでしょうか?
- 夜間の出入りの時、玄関の上部等視界に入らない所から
- エアコンの排水ホースや室外機から
- 換気扇から
- ベランダの引き戸や窓から
上記の経路が考えられます。「うちは窓を開けるときはいつも網戸をしてるから大丈夫」と思いますか?実はそうではないのです。
網戸を閉じてあっても、サッシの開け方によってはサッシと網戸の間に隙間ができ、そこから侵入を許す恐れがあるので要注意です。奴らは2ミリの隙間があれば侵入してくるのです。
次に、これらの対策としてできることは以下の通りです。
- ゴキブリよけのスプレーを玄関、窓、ベランダ、換気扇、エアコン室外機やホースの上下左右に隙間無く吹きかけておく
- スプレーは2週間で効果が切れるので、春から秋にかけては日を決めて2週間ごとに吹きかける
- 換気扇、エアコン排水ホースには目の細かい網を隙間無く貼っておく
- エアコンを使わない季節になったら室外機はビニールでくるんでおく
- ベランダの引き戸や窓を開けるときは中途半端に開けず、サッシと網戸の間に隙間を作らない
ゴキブリよけのスプレーのことを書きましたが、金鳥の「ゴキブリがいなくなるスプレー」やアース製薬の「ゴキブリのいない空間を作るスプレー ゴキバリア」などの製品がありますので、試してみて下さい。
自宅に侵入された時の対策
これだけやっても家の中に侵入を許してしまうことも考えられます。続いては入ってしまったゴキブリを駆除する方法を紹介します。根本的に解決をするのならば次の方法を取りましょう。
- バルサンを炊く
- 3週間したら再びバルサンを炊く
- ブラックキャップを設置する
この3ステップでほとんど駆除できます。
バルサンの煙は直接吸えば人間にも有害であるほど強烈な薬効を持っています。従って、ゴキブリには効果絶大ですが、3週間後に二回目のバルサンを炊くことには次のような意味があります。
バルサンによってほとんどのゴキブリは死滅しますが、中には煙によって弱っただけでまだどこかで生き延びているしぶとい奴がいる恐れもあります。
また、バルサンの臭いは3週間の間は生きて逃げ延びたゴキブリを寄せ付けませんが、3週間を過ぎると此奴らが戻ってくる恐れがあります。従って、その頃に二回目のバルサンを炊いてとどめを刺す訳です。
また、バルサンの煙は残していった卵には効果はありません。そのためブラックキャップを各所に設置しておき、卵がかえっても自動的に駆除されるようにしましょう。
専門業者による駆除
少しお金がかかりますが、専門の業者に駆除を依頼するという手もあります。金額的には最低で7,000円程度、概ね20,000以下で駆除を依頼することができます。
ただし、中には悪徳業者もいるので注意しましょう。ひどい場合は一回でわざと完全に駆除をせずに、数ヶ月経った頃に再び電話をしてきて駆除を薦めるような業者もいるそうです。
悪徳業者に引っかからないために、まずはご近所やネット上での評判を聞いてみるなど、独自に調査しましょう。また、3社ていどから相見積もりを出してもらい、きちんと仕事をしてくれそうな業者を探し出しましょう。
ゴキブリを見かけた時の対処
次に紹介するのはゴキブリを見かけた瞬間の対処の仕方です。あくまでその瞬間の対症療法でしかありませんので、ご注意下さい。
- 殺虫剤を吹きかける ○ → 耐性のある個体はすぐに動き出すので、動かなくなったらビニール袋に入れて口を固く縛り、ゴミ箱へ。
- 消毒用アルコールを拭きかける ○ → 効果絶大。揮発性で勝手に蒸発するので後始末も楽。あとは殺虫剤と同様。
- 熱湯をかけて殺す △ → いつも熱湯を用意している訳ではない。また、やけどの恐れがあるので注意。
- 叩いて殺す × → ゴキブリは体を引き裂くレベルの事をしないと、物理的攻撃では死なない。一時的に動かなくなってるだけで、時間をおくと復活して家の中に戻ってくる
- 掃除機で吸い込む × → 叩くのと同様、時間が経つと復活して掃除機の外へと逃げ出す。
専用の殺虫剤か、霧吹きに詰めた消毒用アルコールは常備しておきたいものですね。
まとめ
マンションでのゴキブリ対策についての記事でした。以下に内容をまとめておきます。
まとめ
- マンションの高層階でもゴキブリは侵入してくる。マンションには居住空間以外にゴキブリが生息できる場所が沢山ある。
- まずは居住空間に侵入させないための予防をしっかりしよう。
- 万が一侵入されてしまったら、根本的な対策を早期に行おう。
- 対症療法ではあるが、ゴキブリを見かけた時にやっつける方法を知ろう。
効果的な対策をきちんと行って、楽しいノーGライフを送りましょう。
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