暑い時期に気をつけないといけないのが熱中症ですね。
あれにかかると大変です。ふくらはぎは痙攣するわ、変な汗が大量に出るわ、気持ちが悪くなるわ、とてもまともに仕事も勉強もできません。
私も実は熱中症になったことがあるんです。地元のお祭の神輿担ぎで無理をしていたら、突然足がつって本当に驚きました!
あなたは熱中症にかかったことはありますか?なければラッキー。このまま予防をしていきたいですよね。
かかったことがある人はもう嫌でしょう?
そんな熱中症対策としてとても優れている食べ物が梅干しです。はたして梅干しがどう優れているのか?
最後までぜひお付き合いくださいね。
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熱中症対策に最高の梅干し
梅干しは熱中症対策ができる食べ物としては理想的な一品です。
大人でも酸っぱいので苦手という人が多い梅干しですが、熱中症の対策になるだけでなく健康にとても良い食品なんですよ。
では梅干しが熱中症対策の理想的な食べ物である理由を述べていきます。
手軽で素早い塩分補給
梅干しほど手軽にすばやく食べられるものも少ないでしょう。
お行儀は良くないですが、指でつまんで口にポイ!種は手のひらに出してゴミ箱へポイ!たったこれだけで汗を書いた後の塩分補給はほぼ完了です。
梅干し一粒にはおよそ2~3gの塩分が含まれています。これは大人が一日に必要とする塩分量の1/3~1/2に相当します。
大量に汗を書いた後で必要な塩分を補給するのに一粒食べれば十分です。
梅干しだけで食べるのが苦手な人はランチのおにぎりの具材としてももちろんOKですよ。
ただし、最大でも1日で2個までに抑えましょう。3個以上食べると塩分過多となり高血圧症を引き起こすかもしれませんよ。
クエン酸で疲労回復
梅干しの酸っぱい味は主成分のクエン酸から来ています。
このクエン酸がとても優秀な疲労回復効果を発揮してくれるんですよ。クエン酸の働きにより筋肉に溜まった疲労物質である乳酸を効率的に体外に排出して、同時に乳酸を溜めにくい状態を作ってくれます。
他にクエン酸を豊富に含む食品にはこんなものがあります。
- ライム、レモン
- キウイ
- オレンジ
- イチゴ
- ジャガイモ
- 黒酢
クエン酸は1日に2g、運動をしたときには5g摂取すると良いと言われます。梅干しは100g中に4gのクエン酸を含んでいます。
じゃあ50g食べればいいの?となりますが、梅干しを50gも食べたら塩分のとりすぎになってしまいます。
梅干しは1日2個まで。足りない分は上の柑橘系を中心としたフルーツか黒酢を飲んで補いましょう。
酸味で食欲増進
梅干しの酸っぱさは食欲を刺激してくれますよね。実は食事をキチンととることも熱中症対策としては欠かすことができません。お弁当に梅干しを一個添えて食べるようにしましょう。
中学生、高校生の中には体育の授業や球技大会などで熱中症になって保健室へと運ばれる生徒がいます。
こうした生徒に聞くと、「朝寝坊して朝食をちゃんと食べてこなかった」とか「暑くて昼の弁当をほとんど食べられなかった」なんて話がよくあります。
私達は食事によって熱中症予防に必要な塩分、カリウム、ミネラルなどを摂取しています。暑いからといって水やスポーツドリンクだけ飲んでいても熱中症は対策できません!
ちなみに人間が摂取する水分のうち約30%は食事によって補っているんですよ。
このように熱中症対策として優れた効力を発揮する梅干しですが、実は他にも様々な効果を持っているスーパーフードだってご存知でしたか?
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梅干しには他にもこんな効果がある
梅干しには健康や美容に素晴らしい効果を持っています。一つずつチェックしていきましょう。
抗酸化作用による美肌効果
梅干しに多く含まれるクエン酸、ポリフェノールには優れた抗酸化作用があり、これらの働きによる美肌効果が認められています。シワやシミができにくい健康なお肌を作る手助けをしてくれるんですね。
またこれらの成分は体内の老廃物の排出を促し、血行促進やむくみの解消へと繋がります。
ポリフェノールの美肌効果についてはこちらも参考にしてください。
酸性とアルカリ性のバランスを取る
梅干しはアルカリ性の強い食品です。酸性の食品を多く食べる現代人の体のバランスを保つためにはもってこいの食材だと言えます。
現代に生きる私達は肉類、乳製品などは酸性が強い食品を好んで食べますが、体が酸性に偏りすぎると血液がドロドロの状態となって抹消まで行き届かず冷え性の原因になったり、血行不良で免疫力が低下したりします。
また血液ドロドロ状態を長く続けると脳梗塞など重篤な病気を引き起こす恐れもあります。
アルカリ性食品を摂取して酸性に偏った体を中和することにより、こういった状態を改善できるんですね。
肉100gにつき梅干し1個で、酸性を中和するのに十分な効果を発揮してくれます。
カルシウムの吸収を助ける
梅干しに含まれるクエン酸はカルシウムと鉄分の吸収を助ける効果があるため、丈夫な骨を作ります。加齢とともに弱っていく骨を強化する効果も期待できますよ。
意識して魚などを食べても、カルシウムという栄養素はなかなか吸収されずに大半は体外へと放出されてしまうんです。この吸収と定着を、梅干しが助けてくれているという訳ですね。
梅干しを嫌う子供は多いですが、なんとか食べてもらって強い体を作って欲しいですね。
抗菌効果には少し注意が必要
梅干しにはサルモネラ菌などへの抗菌効果が認められています。ただし、これは過信できないという説もあるため注意が必要です。
これは主に梅干しの塩分によるものだとい言われ、効果があるのは梅干しに触れている部分に限られた話のようです。細かく刻んで混ぜ込むなど一工夫すれば食中毒予防に効果があるかもしれませんね。
また、梅干しを食べることで殺菌作用を発揮します。これは酸味が胃液や胆汁の分泌を促進することで体の殺菌作用が増強されるからなんですね。
他方では、スーパーなどで売られている梅干しは減塩処理をしてあるため、抗菌効果が薄いとの説もあります。梅干しは体にいい食べ物ですが、食中毒への効果は過信できないようです。
白いご飯の真ん中に梅干しがポツン。昔ながらの日の丸弁当です。でも日の丸弁当だから悪くならない訳ではありません。ご注意を。
まとめ
いかがでしたか?普段何気なく食べている梅干しで熱中症予防ができるだけでなく、このように様々な効果があるとは驚きですね!
それでは今回の内容を簡単におさらいしてみましょう。
まとめ
- 梅干しは熱中症対策に高い効果を発揮する食べ物です。
- 手軽に塩分の補給ができます。
- クエン酸が疲労回復を助けてくれます。
- 食欲増進効果も熱中症対策となります。
- 他にも健康や美容に多くの効果を発揮するスーパーフードです。
- 抗菌効果もありますが、過信することはできません。
これで酸っぱいのが苦手な人が梅干しを見る目も変わるかな?一日一個、思い切って食べるようにすると意外と美味しくなるかもしれませんよ。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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